2016年10月10日月曜日

NSX for vSphereのSSLVPNを使ってみよう(その1)

NSX for vSphereで提供される、Edge Service Gatewayには、「SSL VPN Plus」と言われる、端末VPNの機能が提供されています。
これ、あまり知られていないケースが多いのですが、いわゆる端末にインストールしてSSLでVPNトンネルを張ることができる製品です。

このSSL VPN Plusですが、元々は、NeoAccel社のSSL VPN Plusをカスタマイズしたものになっています。そもそもNeoAccel社をVMwareが買収したことで、Edge Service Gatewayに実装されているようです。
このNeoAccel社のSSL VPN Plusですが、あまり見覚えはないかもしれませんが、6年ぐらい前にアライドテレシスがSSL VPN Plusという形で、独自アプライアンスにSSL VPN Plusを導入したアプライアンスを販売していました。


[アライドテレシスのホームページより]

(参考)https://www.allied-telesis.co.jp/products/list/others/sslvpn/sslvpnplus/catalog.html

このページを見てもらえればわかりますが、ユーザーサイドの画面は今でもほとんど変わっていません...。


NSX SSL VPN Plusで提供されるWindowsクライアントの画面



ちなみに、対応クライアントはNSX-v 6.2.4の場合以下となります。

OS対応バージョン
WindowsXP以降~Windows 8
Linuxユーザー インターフェイスを機能させるには TCL-TK が必要です。
TCL-TK がない場合は、CLI を使用します。
MacTiger、Leopard、Snow Leopard、Lion、Mountain Lion、Maverick、Yosemite、ElCapitan


NSX-vでSSL-VPNを利用すると、CPUライセンスでNSXを購入した場合、そのESXiホストにEdge Service Gatewayを大量に展開すれば、大量のユーザーに対して安価にSSL-VPNを提供することも可能です。

尚、1つのESGで接続できる最大ユーザーは以下が最大値となっているようです。

ESGのサイズ最大接続数
compact50
large100
quad-large100
x-large1,000

(参考)https://d-fens.ch/2015/02/16/nsx-v-6-1-configuration-maximums/

次回から、SSLVPNの利用するまでの設定方法とAD連携などをご紹介したいと思います。









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