つい先日の話ですが、VMware Education部門よりVCP保有者数の情報が発表されました。
(参考)
Where in the World are VCPs?
https://blogs.vmware.com/education/2015/12/where-in-the-world-are-vcps-infographic.html
アメリカが1位というのは何となくという話ですが、インドが2位というのが意外ですね。
日本のVCP保有者は世界3位のようです。
思うことは、意外にVCP保有者が世界で少ないことです。
VCP取得後2年以上たっている人は、2015年3月末(後に5月末に延長)期限が設けられたこともあり、世界的に減っているんでしょうかね?
日本においては2012年ぐらいのデーターでVCP保有者は8000人超という情報を見たことがあります。それから、3年がたって通常は増えるはずですので、有効期限切れで未更新の人がいることと、1人で複数のVCPを取得している人を重複除外されている可能性はあります。
日本において、仮想化とVMwareの需要は今も増え続けています。そんななか、VCP保有者のスキルは現場において必要不可欠だと思いますが、現行日本でVCP保有者は7000人以下ということ考えると、VCP保有者の価値はますます高くなっていくようにも思います。
VMware製品を中心とした仮想化全般、また時にはネットワークなお話を含めた、ITインフラ全般の話題の仕事メモです。
※本内容は、個人の見解や調査による内容ですので、個人の責任おいて情報活用をお願いします。
2015年12月31日木曜日
VMwareにおける認定資格について(1)
CiscoにもOracleにも各ベンダーごとに認定試験がありますが、もちろん、VMwareにも認定試験があります。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
ジャンル | データーセンター 仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
製品ターゲット | vSphere | Horizon | NSX | vCloud Suite/vCloud Air /vRealize |
通称 | DCV | DT | NV | CNA |
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
ターゲット | 認定名称 | 通称 | データーセンター仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
ソリューションデザイン アーキテクト | VMware Certified Design Expert | VCDX | VCDX6-DCV | VCDX6-DTM | VCDX6-NV | VCDX6-CMA |
インプリメント | VMware Certified Implementation Expert | VCIX | VCIX6-DCV | VCIX6-DTM | VCIX6-NV | VCIX6-CMA |
システム管理者 | VMware Certified Professional | VCP | VCP6-DCV | VCP6-DTM | VCP6-NV | VCP6-CMA |
業務運用者 | VMware Certified Associate | VCA | VCA6-DCV | VCA6-DTM | VCA6-NV | VCA6-CMA VCA6-HC |
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
2015年7月19日日曜日
VMware好き(!?)な貴方に、VMware グッズの紹介
最近技術的な投稿が多くて、軽いお話をする機会がありませんでしたので、今日は少々技術系と関係のないネタをお伝えしたいと思います。
VMwareには、フォーラムなどで配られるノベルティ以外にも様々なグッズを有償で手に入れることができるのをご存知ですか?
◆まずは、USのサイトです。
http://www.vmwaremerchandise.com/
たぶん、一番種類が豊富だと思います。
個人的には、このスニーカーが大変気になるがデザインですが、 気づかれることは少ないでしょうね。
◆つづいて、イギリスサイトです。
http://emea.vmwaremerchandise.com/
こちらは、文房具系の実用製品が多いですね。
いづれも、海外からの注文になるので輸出をしてくれるのかは不明ですが・・・。
では、日本でも手配できるサイトがあります。
◆こちらは、VCPホルダー専門ページになります。
http://vcp.vmwaremerchandise.com/
まずは、https://mylearn.vmware.com/MgrReg/login.cfm?ui=www_vcp&sslRedirect=1 から、Educationにログインをした後に、上記のURLをクリックすると表示されます。
ちゃんと、Japanが選択できます。
こちらは、VCPロゴのグッズが手に入ります。
VMwareを普段からお使いのエンジニアの皆さんに、VMware利用者であることを是非アピールしていただくための一品として、検討されてみてはいかがでしょうか?
VMwareには、フォーラムなどで配られるノベルティ以外にも様々なグッズを有償で手に入れることができるのをご存知ですか?
◆まずは、USのサイトです。
http://www.vmwaremerchandise.com/
たぶん、一番種類が豊富だと思います。
個人的には、このスニーカーが大変気になるがデザインですが、 気づかれることは少ないでしょうね。
◆つづいて、イギリスサイトです。
http://emea.vmwaremerchandise.com/
こちらは、文房具系の実用製品が多いですね。
いづれも、海外からの注文になるので輸出をしてくれるのかは不明ですが・・・。
では、日本でも手配できるサイトがあります。
◆こちらは、VCPホルダー専門ページになります。
http://vcp.vmwaremerchandise.com/
まずは、https://mylearn.vmware.com/MgrReg/login.cfm?ui=www_vcp&sslRedirect=1 から、Educationにログインをした後に、上記のURLをクリックすると表示されます。
ちゃんと、Japanが選択できます。
こちらは、VCPロゴのグッズが手に入ります。
VMwareを普段からお使いのエンジニアの皆さんに、VMware利用者であることを是非アピールしていただくための一品として、検討されてみてはいかがでしょうか?
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