2017年4月1日土曜日

VCP6-NV 取得の薦め その2

前回は、VCP6-NVを取得するためのプロセスをご紹介しました。


では、実際にVCP6-NVを取得するためにはどのような勉強をすればよいのでしょうか?

一応ですが私もVCP6-NVホルダーですので、資格取得までのことをお伝えしたいと思います。


私自身も当然ながら仕事の中でVMware NSXを扱うことが多く、さすがに無免許では・・・と思いながら取得したのが、私の受験の理由だったりしますが。
(昔からそうですが試験というのはあまりうれしいものではないので)


さて、まず問題の傾向ですがVMware NSX for vSphereという製品自体が、かなり多くの機能が実装されているので、その基本機能や機能実装についてはある程度頭に入れておく必要があるでしょう。また、NSXの特徴でもあるネットワーク仮想化機能はしっかりと押さえておきましょう。
VXLANについては詳細に動きを把握することや、DLRによるルーティングの動作なども押さえておきましょう。

ここで大事なことは、NSXは、vSphere上で動作するネットワーク仮想化製品であるということです。NSXを利用する上で必要不可欠な分散スイッチ(vDS)やvmkernelなどのvSphereの基本を押さえておかないと、うわべだけの机上だけのVXLANスキルだけだと、おそらく難しいのではないかと思います。

ネットワーク全体の設計スキルも問われますが、NSXにおける制限事項等も押さえておく必要があります。

とはいえ、実際に触る機器もないケースが多いでしょうから、是非VMwareのHands On Laboを利用して、思いっきりさわり倒すことがまず大事だと思います。


では、VCP6-NVを取得するまでの押さえておきたいプロセスをまとめておきます。

<その1>
Hands On Laboをさわりたおして、動きや操作手順、感覚を学ぶ
おすすめコース
HOL-1703-SDC-1 - VMware NSX: Introduction and Feature Tour


<その2>
リリースノートとドキュメントを読んで、制限事項やアップグレードの制限、操作手順などの条件を確認する


<その3>
基本的なネットワークのスキルを身につける。
スイッチ+ルーティングはもちろん、ダイナミックルーティングやVPNの仕組み(特にIPSEC)、ネットワークの基本設計(Leaf & Spineの考え方や、North - South通信とEast - West通信など)

<その4>
もし、VMware Partner Network(VPN)に加盟している会社に所属している場合は、Partner Centralから、VSP-NVとVTSP-NVをあらかじめ取得しておく。(ここで結構基本的なスキルが取得できます)

<その5>
体調を整えて、試験に臨む。



ちなみに試験は500万点中300点合格(6割)です。
問題ごとに点数が異なるため1問何点という配分は、わかりません。
問題は選択式で、複数の回答を求めるもののほうが得点配分が高く、制限事項等をもとめるような単一の回答は得点配分が低いという話を聞いたことがあります。

上記の手順をしっかり行っておけば、すくなからず合格点には行けると思います。


新年度で新しいことを始めたりチャレンジしたいと思う時期ですので、是非、VCP6-NVにチャレンジしてみてください!









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