前回は、VCP6-NVを取得するためのプロセスをご紹介しました。
では、実際にVCP6-NVを取得するためにはどのような勉強をすればよいのでしょうか?
一応ですが私もVCP6-NVホルダーですので、資格取得までのことをお伝えしたいと思います。
私自身も当然ながら仕事の中でVMware NSXを扱うことが多く、さすがに無免許では・・・と思いながら取得したのが、私の受験の理由だったりしますが。
(昔からそうですが試験というのはあまりうれしいものではないので)
さて、まず問題の傾向ですがVMware NSX for vSphereという製品自体が、かなり多くの機能が実装されているので、その基本機能や機能実装についてはある程度頭に入れておく必要があるでしょう。また、NSXの特徴でもあるネットワーク仮想化機能はしっかりと押さえておきましょう。
VXLANについては詳細に動きを把握することや、DLRによるルーティングの動作なども押さえておきましょう。
ここで大事なことは、NSXは、vSphere上で動作するネットワーク仮想化製品であるということです。NSXを利用する上で必要不可欠な分散スイッチ(vDS)やvmkernelなどのvSphereの基本を押さえておかないと、うわべだけの机上だけのVXLANスキルだけだと、おそらく難しいのではないかと思います。
ネットワーク全体の設計スキルも問われますが、NSXにおける制限事項等も押さえておく必要があります。
とはいえ、実際に触る機器もないケースが多いでしょうから、是非VMwareのHands On Laboを利用して、思いっきりさわり倒すことがまず大事だと思います。
では、VCP6-NVを取得するまでの押さえておきたいプロセスをまとめておきます。
<その1>
Hands On Laboをさわりたおして、動きや操作手順、感覚を学ぶ
おすすめコース
HOL-1703-SDC-1 - VMware NSX: Introduction and Feature Tour
<その2>
リリースノートとドキュメントを読んで、制限事項やアップグレードの制限、操作手順などの条件を確認する
<その3>
基本的なネットワークのスキルを身につける。
スイッチ+ルーティングはもちろん、ダイナミックルーティングやVPNの仕組み(特にIPSEC)、ネットワークの基本設計(Leaf & Spineの考え方や、North - South通信とEast - West通信など)
<その4>
もし、VMware Partner Network(VPN)に加盟している会社に所属している場合は、Partner Centralから、VSP-NVとVTSP-NVをあらかじめ取得しておく。(ここで結構基本的なスキルが取得できます)
<その5>
体調を整えて、試験に臨む。
ちなみに試験は500万点中300点合格(6割)です。
問題ごとに点数が異なるため1問何点という配分は、わかりません。
問題は選択式で、複数の回答を求めるもののほうが得点配分が高く、制限事項等をもとめるような単一の回答は得点配分が低いという話を聞いたことがあります。
上記の手順をしっかり行っておけば、すくなからず合格点には行けると思います。
新年度で新しいことを始めたりチャレンジしたいと思う時期ですので、是非、VCP6-NVにチャレンジしてみてください!
VMware製品を中心とした仮想化全般、また時にはネットワークなお話を含めた、ITインフラ全般の話題の仕事メモです。
※本内容は、個人の見解や調査による内容ですので、個人の責任おいて情報活用をお願いします。
2017年4月1日土曜日
VCP6-NV 取得の薦め その1
4月に入り新入社員が入ることもあり、インフラ系のSEさんにとっては資格という一つのチャレンジに向かう人も増える季節かと思います。
以前に、VMwareの資格試験についてご紹介をしました。
(参考)VMwareにおける認定資格について(1)
http://infratraining.blogspot.jp/2015/12/vmware1.html
VMwareにおける資格として、一般的に登竜門的な扱いになっているのが「VCP」です。
VCPホルダーであれば、仮想化に対して、頭でっかちの机上だけのスキルではなく、手を動かしている実践的なスキルを持ったエンジニアと見られるのが、世間一般のSE会社から見た扱いになると思います。
このVCPには、プロダクトごとにジャンルが分かれています。
そこで、私のお勧めするジャンルは「Network Virtualization」です。
通常VCPの試験を受けるためには、Install, Configure, Managerd(ICM)のトレーニング(1週間で約40万円程度)を受講後、2段階の試験受ける必要があり、コスト的にも少々ハードルが高い側面があります。
しかし、CCNA、CCNP、CCIEをすでにお持ちであれば、 ICMのトレーニングをスキップすることが可能になります。ネットワークの勉強をするために、CCNAを取得される方も多くいるかと思いますが、CCNAを持っておけば、VCP-NVの取得もハードルが下がるという事実があります。
詳細はこちらを参考にしてください。
https://mylearn.vmware.com/mgrReg/plan.cfm?plan=64294&ui=www_cert
では、取得のプロセスもまとめておきましょう。
◆新規でVCP-NVを取得する場合
◆すでに有効なCiscoの資格を保有している場合
次回は、VCP-NVの勉強のコツなどをお伝えしたいと思います。
以前に、VMwareの資格試験についてご紹介をしました。
(参考)VMwareにおける認定資格について(1)
http://infratraining.blogspot.jp/2015/12/vmware1.html
VMwareにおける資格として、一般的に登竜門的な扱いになっているのが「VCP」です。
VCPホルダーであれば、仮想化に対して、頭でっかちの机上だけのスキルではなく、手を動かしている実践的なスキルを持ったエンジニアと見られるのが、世間一般のSE会社から見た扱いになると思います。
このVCPには、プロダクトごとにジャンルが分かれています。
そこで、私のお勧めするジャンルは「Network Virtualization」です。
通常VCPの試験を受けるためには、Install, Configure, Managerd(ICM)のトレーニング(1週間で約40万円程度)を受講後、2段階の試験受ける必要があり、コスト的にも少々ハードルが高い側面があります。
しかし、CCNA、CCNP、CCIEをすでにお持ちであれば、 ICMのトレーニングをスキップすることが可能になります。ネットワークの勉強をするために、CCNAを取得される方も多くいるかと思いますが、CCNAを持っておけば、VCP-NVの取得もハードルが下がるという事実があります。
詳細はこちらを参考にしてください。
https://mylearn.vmware.com/mgrReg/plan.cfm?plan=64294&ui=www_cert
では、取得のプロセスもまとめておきましょう。
◆新規でVCP-NVを取得する場合
| 順序 | 条件 | コース・試験名 | 日数 | 価格(1名) |
| 1 | 必須 | NSX Install, Configure, Managed[6.2] | 5 | $4,125 |
| 2 | 必須 | vSphere6 Foundation Exam | - | ¥10,560 |
| 3 | 必須 | VCP6-NV (VCP6-Network Virtualization 試験) | - | ¥20,120 |
◆すでに有効なCiscoの資格を保有している場合
| 順序 | 条件 | コース・試験名 | 日数 | 価格(1名) |
| 1 | 必須 | CCNA Data Center / CCNA Routing & Switching CCNP Data Center / CCNP Routing & Switching CCIE Data Center / CCIE Routing & Switching | - | - |
| 2 | 必須 | vSphere6 Foundation Exam | - | ¥10,560 |
| 3 | 必須 | VCP6-NV (VCP6-Network Virtualization試験) | - | ¥20,120 |
次回は、VCP-NVの勉強のコツなどをお伝えしたいと思います。
2015年12月31日木曜日
VMwareにおける認定資格について(2) VCP保有者数が公表されました
つい先日の話ですが、VMware Education部門よりVCP保有者数の情報が発表されました。
(参考)
Where in the World are VCPs?
https://blogs.vmware.com/education/2015/12/where-in-the-world-are-vcps-infographic.html
アメリカが1位というのは何となくという話ですが、インドが2位というのが意外ですね。
日本のVCP保有者は世界3位のようです。
思うことは、意外にVCP保有者が世界で少ないことです。
VCP取得後2年以上たっている人は、2015年3月末(後に5月末に延長)期限が設けられたこともあり、世界的に減っているんでしょうかね?
日本においては2012年ぐらいのデーターでVCP保有者は8000人超という情報を見たことがあります。それから、3年がたって通常は増えるはずですので、有効期限切れで未更新の人がいることと、1人で複数のVCPを取得している人を重複除外されている可能性はあります。
日本において、仮想化とVMwareの需要は今も増え続けています。そんななか、VCP保有者のスキルは現場において必要不可欠だと思いますが、現行日本でVCP保有者は7000人以下ということ考えると、VCP保有者の価値はますます高くなっていくようにも思います。
(参考)
Where in the World are VCPs?
https://blogs.vmware.com/education/2015/12/where-in-the-world-are-vcps-infographic.html
アメリカが1位というのは何となくという話ですが、インドが2位というのが意外ですね。
日本のVCP保有者は世界3位のようです。
思うことは、意外にVCP保有者が世界で少ないことです。
VCP取得後2年以上たっている人は、2015年3月末(後に5月末に延長)期限が設けられたこともあり、世界的に減っているんでしょうかね?
日本においては2012年ぐらいのデーターでVCP保有者は8000人超という情報を見たことがあります。それから、3年がたって通常は増えるはずですので、有効期限切れで未更新の人がいることと、1人で複数のVCPを取得している人を重複除外されている可能性はあります。
日本において、仮想化とVMwareの需要は今も増え続けています。そんななか、VCP保有者のスキルは現場において必要不可欠だと思いますが、現行日本でVCP保有者は7000人以下ということ考えると、VCP保有者の価値はますます高くなっていくようにも思います。
VMwareにおける認定資格について(1)
CiscoにもOracleにも各ベンダーごとに認定試験がありますが、もちろん、VMwareにも認定試験があります。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
| ジャンル | データーセンター 仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
| 製品ターゲット | vSphere | Horizon | NSX | vCloud Suite/vCloud Air /vRealize |
| 通称 | DCV | DT | NV | CNA |
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
| ターゲット | 認定名称 | 通称 | データーセンター仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
| ソリューションデザイン アーキテクト | VMware Certified Design Expert | VCDX | VCDX6-DCV | VCDX6-DTM | VCDX6-NV | VCDX6-CMA |
| インプリメント | VMware Certified Implementation Expert | VCIX | VCIX6-DCV | VCIX6-DTM | VCIX6-NV | VCIX6-CMA |
| システム管理者 | VMware Certified Professional | VCP | VCP6-DCV | VCP6-DTM | VCP6-NV | VCP6-CMA |
| 業務運用者 | VMware Certified Associate | VCA | VCA6-DCV | VCA6-DTM | VCA6-NV | VCA6-CMA VCA6-HC |
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
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