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2016年8月21日日曜日

vSphere6から誕生したPSCとSSOについておさらい

vSphere6が出て1年半が経とうとしています。
もう、この時期から新規構築でvSphere5.xを選択するケースは少なくなってきたかと思います。


vSphere6では、様々なところでアーキテクチャーの変更が加えられておりますが、構築の時点で一番に気が付くのは、vCenter Server Applianceのデプロイ方法だと思います。
昔は、OVFをぽいっとするだけで終わっていたのですが、今では少々面倒はWebのウィザードを経由してデプロイをする必要があります。

一方で、Windows版のvCenter Serverは、Embeded DBのアーキテクチャーが、PostgreSQLに変わったぐらいで、あまり変化がないように思いますが、プラットフォームに関係なく大きくアーキテクチャーが変わっているところがあります。

それが、「PSC」の存在です。
PSCは、Platform Service Controllerという名前で、vSphere5.5まであった、SSOの後継となります。

その昔、vSphere5.0までは、ADが必須という条件がありましたが、vSphere側にSSO機能を持つことで、AD必須という条件が取れたことは、非常に大きなアップデートだっだように思います。
(もともとV4.xやV5.0のvCenter Serverでも非サポートながら、Workgroupでのイストールで動作していた実績がありますが)

PSCは、従来のSSOと違い、
  • Single Sign-On (SSO)
  • ライセンス
  • 認証局
  • 証明書ストア
  • サービス(製品)登録
の機能を保有しています。

さらに、このPSCと今までのvCenter Serverは、独立した仮想アプライアンス(仮想マシン)として展開することも可能です。

ここで重要になるのは、vCenter ServerとPSCは、サーバーをまたいで通信をする構成になっているということです。
ということは、PSCとvCenter Serverで、きちんと名前引きができるDNSを構築しておかなければならないという事情があります。

PSCとvCenter Serverを同一の構成で作成すれば、同じホスト名だから問題ないよねと思うケースもあるかもしれませんが、NSX ManagerやvShield Managerなど、PSCを経由して、vCenter Serverと接続する連携製品は、それら連携製品がPSCとvCenter Serverの両方のホスト名を名前引きできないと、ただしく接続できません。

ここで、ポイントです。
vCenter Serverをインストールする際に、PSCを共にインストールをしますが、PSCをインストールする際に定義されたホスト名が、そのままPSCで構築されるSSOのURLの一部として利用されます。

Windows Serverにインストールする際、あらかじめホスト名にドメインサフィックスを入れてないと、そのホスト名だけがSSOのURLとして利用されるため、NSX ManagerのようなほかのアプライアンスからSSOにアクセスする際、FQDNになっていないため、SSOサーバーにたどり着けず、認証に失敗するケースがあります。(検索ドメインを定義おり、DNS名で名前引きができれば通信は可能です)


上記から、vSphere Web Clientにアクセスするとまず、PSCにSAML認証されていることがわかります。

vCenter Serverをインストールする際は、
  • DNSサーバーを構築し、vCenter Server、PSC(別立てする時)の正引き、逆引きをかならず設定する
  • Windows版の場合、vCenter Serverのインストール前に、DNSドメインサフィックスを設定し、ホスト名をFQDNの形式で設定をする
の2つを忘れないことが、とりあえずvCenter Server入ったけど、外部製品との連携ができないとか、vSphere Web Clientが正しく開けないといったトラブルを防ぐことができます。



2016年4月9日土曜日

インスタントクローンを使ってみよう その3(動きの確認)

PowerCLIでHoriozn Viewのライセンスガ無くても手軽(?)に利用できる、インスタントクローンですが、そもそもどんな感じかを動きを確認してみたいと思います。

まず、マスターVM(親)VMで、エディタを開き未保存の文章を編集中の状態にします。


↓マスターの画面

その上で、
http://infratraining.blogspot.jp/2016/04/blog-post.html
で、投稿したスクリプトを実行します。

子VMができます。
この時点で、親VMは、一切の操作ができない静止状態となります。

では、子VMを操作・・・と行きたいのですが、vCenter Serverに接続されたvSphere Client、または、vSphere Web Clientで、VMRCを経由した画面コンソールでは、子VMが操作できません。
Webベースのリモートコンソールを利用するか、子VMが稼働するESXiに直接vSphere Clientを接続すれば、コンソールから子VMを操作できます。

子VMを見てもらえばわかると思いますが、親VMと全く同じ、未保存で編集中のテキストファイルもそのままの状態で複数の子VMができていると思います。

さて、ここからがトライアルです。

Q.
子VMをシャットダウンして、再度起動したら普通に起動するのでしょうか?

A.
仮想マシンをパワーオンすると、親VMがフリーズした部分からいきなり始まります。
レジュームから復帰したマシンのようなイメージです。

Q.
親VMはフリーズしていますが、正常にシャットダウンはできますか?

A.
できません。パワーオン状態のままフリーズしていますので、強制シャットダウンをするという形になります。仮想マシンとしてはパワーオン状態のままフリーズしている感じになります。

Q.
子VMが起動している状態で、親VMを強制パワーダウンさせたらどうなりますか?

A.
子VMは影響なくそのまま動作します。ただし、その後親VMをパワーオンできるのは、子VMがすべてシャットダウンしてからです。
親VMがシャットダウンされた状態で、子VMを起動すると「仮想マシン"子VM"のパワーオン時にESXホストからエラーを受信しました。フォークの子のパワーオンは、その親が静止中でないため失敗します。」 というメッセージが表示され起動できません。



総合的に見ると、リンククローンは仮想マシンのディスクの状態を、差分から仮想マシンを作成しますが、インスタントクローンは、ディスクとメモリーの状態の差分から仮想マシンを作成します。
マスターの仮想マシンは、レジューム(メモリー状態を保持してマシンをスリープや電源断にするいわゆる休止状態)状態の機能を利用するところにあります。

そう言われれば確かに、もともとvSphereには「サスペンド」というレジューム機能が提供されていますので、この機能を元にクローンが実行されているようなイメージだと思います。


以上で、インスタントクローンの検証は終わりですが、きちんと業務で利用する際は、Horizon Viewの機能を使って行うのがよいと思います。





インスタントクローンを使ってみよう その2(スクリプト実行)

Horizon View 7がリリースされ、いよいよインスタントクローンが正規に利用できるようになりましたが、PowerShellでの実装方法もあります。

あらかじめ、PowerCLIをインストールしておきましょう。
https://my.vmware.com/group/vmware/details?downloadGroup=PCLI630R1&productId=491

その後、FLINGSから、Extenstionをダウンロードして、PowerShellで利用できるようにします。

ダウンロード先
https://labs.vmware.com/flings/powercli-extensions

注意する必要があるのは、このExtensionは、PowerCLI6.3 R1用とそれ以外のモデルと別れています。新しくPowerCLIをインストールする場合現在は、PowerCLI6.3しかダウンロードできませんので、こちらをダウンロードする必要があります。



ダウンロードしたZIPファイルを開くと、「VMware.VimAutomation.Extensions」のフォルダを、Modulesフォルダはいかに配置します。
通常ですと、x64の場合、
C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI\Modules
配下に置くことになります。


さて、インスタントクローンを作る上での注意点ですが
  • インスタントクローンのマスター(親)となるVMは、OSを起動しておきましょう。
  • VMware Toolsは、コマンド実行の観点から、バージョン10からのサポートとなります。
  • あとは、vSphere6 Update1から正式に動作します。
    (vSphere6のUpdate無しですと、正常に動作しません)

を、あらかじめ押さえておきましょう。



さて、準備ができたら、以下のコマンドを流しましょう。

import-module VMware.VimAutomation.Core
import-module VMware.VimAutomation.Extensions

#vCenterServer IP
$ovCenterIP = "192.168.XX.YY"  #vCenter ServerのIPアドレス
#インスタントクローンの元VM
$parentVM = "InstantMaster-VM" #マスター(親)のVM名
#ゲストのログインユーザー/パスワード
$parentVMUser = "domain\administrator"  #ドメインのユーザー
$parentVMPass = "password"              #ドメインパスワード
#インスタントクローンVM名称
$childVMNameMaster = "InstantChild"     #子(チャイルド)VMの頭につける名称

#インスタントクローン設定情報
#IP設定用情報配列を作成
$childConfigSettings = @(0..2)

#IP設定情報
$childConfigSettings[0] = @{
 'ipaddress' = "192.168.XXX.YY1";
 'netmask'   = "255.255.255.0";
 'gateway’  = "192.168.XXX.254";
 'dns'       = "192.168.XXX.253";
}

$childConfigSettings[1] = @{
 'ipaddress' = "192.168.XXX.YY2";
 'netmask'   = "255.255.255.0";
 'gateway’  = "192.168.XXX.254";
 'dns'       = "192.168.XXX.253";
}

$childConfigSettings[2] = @{
 'ipaddress' = "192.168.XXX.YY3";
 'netmask'   = "255.255.254.0";
 'gateway’  = "192.168.XXX.254";
 'dns'       = "192.168.XXX.253";
}


#vCenterServerのIPとユーザー名
Connect-VIServer -Server $ovCenterIP -User administrator@vsphere.local -Password vCenterServerのパスワード

#インスタントクローンを有効化
↓仮想マシンにバッチファイルを用意してそれを実行する場合は--PostCloneScriptをつける
#$parentForkVM = Enable-InstantCloneVM -VM $parentVM -guestUser $parentVMUser -GuestPassword $parentVMPass -PostCloneScript C:\temp\WindowsPostScript.bat 
$parentVM = Get-VM $parentVM
$parentForkVM = Enable-InstantCloneVM -VM $parentVM -guestUser $parentVMUser -GuestPassword $parentVMPass
#$parentForkVM = Get-VM $parentVM

#インスタントクローン開始
for($i=0;$i -lt 3;$i++)
{
    $childVMName = $childVMNameMaster+$i
    $childForkVm = New-InstantCloneVM -ParentVM $parentForkVM -Name $childVMName -ConfigParams $childConfigSettings[$i]
}

#電源ON
for($i=0;$i -lt 3;$i++)
{
    $childVMName = $childVMNameMaster+$i
    Get-VM $childVMName | Start-Vm -RunAsync
}

#vCenter Serverから切断
disConnect-VIServer -Confirm:$False


これでインスタントクローンが体験できます。
ちなみに、これはvCenter Serverを経由してスクリプトを実行していますが、どうやらESXi直接続でもいけそうな気がします...。


vSphere Web Clientにログインする前にメッセージを表示する(vSphere6 Update2)

vSphere Web Clientを利用するのは、システム管理者の一部だけだと思いますが、vSphere 6 Update2から、PSCの認証においてRSA連携や証明書連携ができるようになったとリリースノートに書かれています。

この機能と併せて追加されているのが、コメント表示と同意機能です。

まずは、PSCの設定画面ですが、

https://PSCのIPまたはFQDN/psc/

にアクセスすることで、設定画面を表示できます。


ここで、ログイン画面に同意チェックボックスやコメントを入れることができます。

設定をすると、以下のようにチェックボックスが増えていることがわかります。


「次に同意します」 の横の文字を押すとコメントが表示されます。

正直、この機能が必要なケースがどれくらあるのかよくわかりませんが、おそらくワールドワイドでなんらかのリクエストがあったのだろうと思います。






2016年3月26日土曜日

ESXi6.0 u2にて、アップデート方法とVSANエラー対策

vSphere6 Update 2の発表により、ESXiも6.0 Update2がリリースされました。
ISOからアップデートすることも可能ですが、KVM等が接続されていないデーターセンターなどでは、ISOからのアップデートは面倒かと思います。

メインバージョンのアップデート出ない場合は、ESXiは、vibファイルによるアップデートが可能です。
いわゆるパッチの適用と同じ手法となります。

まずは、パッチの入手先ですが、
https://my.vmware.com/group/vmware/patch#search
から、VIBファイルとして入手が可能です。


ダウンロードしたZIPファイルは、ESXiから参照できるのデーターストアーにアップロードしましょう。


あとは、PowerCLIを使ってアップデートをする方法が一応正規なやり方ですが、それだけのためにPowerCLIをインストールするもの面倒な場合は、ESXiのSSHを有効にすることでパッチ適用が可能です。



SSHサービスの状態を確認します。

必要に応じて、サービスを起動します。


これでSSHで接続できる準備ができました。
早速TeraTermを使って接続をしてみましょう。

接続できると、シェルが表示されます。

早速、アップデートしたファイルを確認してみます。
DataStoreは、「/vmfs/volumes/(DataStore名)」にあります。

cd /vmfs/volumes/(DataStore名)
で、lsコマンドでファイルがあることを確認します。


ではでは、早速アップデートを実行してみましょう。
通常のアップデートは、以下のコマンドで行います。
esxcli software vib update -d アップデートファイルのフルパス
で、OKなのですが、なにやらエラーが表示されました。

 [DependencyError]
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan >= 6.0.0-2.34, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan << 6.0.0-2.35, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.

Please refer to the log file for more details.

調べてみるとKBが出ています。
VMware Virtual SAN (VSAN) VIB dependencies introduced in ESXi 6.0 Update 2 onwards (2144595)

どうやら、プロファイル情報をアップデートしないと駄目なようですね。

ということで、ESXi6.0 Update2を適用するときは、
esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/(DataStore名)/update-from-esxi6.0-6.0_update02.zip -p ESXi-6.0.0-20160302001-standard
アップデートはそれなりに時間がかかります。
アップデートが終了したら、とくにSuccessなどのメッセージは出ず、アップデートされた一覧がずらっと表示されます。

これでOKです。
あとは、ESXiを再起動すれば作業は完了です。

ESXiホストの再起動後、vSphere Clientから接続してバージョンを確認しておきましょう。
きちんとビルド番号が上がっていればOKです。







2016年3月19日土曜日

インスタントクローンを使ってみよう その1(概要編)

インスタントクローンという言葉をご存知でしょうか?
インスタントというとラーメンがまずイメージされるかもしれませんが、ほぼ同じイメージをしていただければよいと思います。

通常仮想マシンのクローンを展開する場合、今までは
  • フルクローン
  • リンククローン
の2つがあることはご存知だと思います。

フルクローンは、仮想マシンの情報をすべてコピーすることです。
これだと、完全にコピー元マスターとは別物としてコピーされた仮想マシンが出来上がりますが、マスターの仮想マシンが、2TBなど大容量なVMDKファイルを持っていると、これを複数古コピーをすると時間もかかりますし、容量も大量に消費することになります。



これに対して、リンククローンは、マスターの仮想マシンにてスナップショットをとり、そのスナップショットまでのデーターをクローンされた各仮想マシンで共通のディスクとして参照します。
当然ながら各仮想マシンで、個別設定をするとマスターのディスクと別に差分ディスクが、リンククローンで展開された各仮想マシンに割り当てられます。
これにより、OSやOfficeなどの各仮想マシンで共通な部分は、1つのVMDKを参照し、そこからの差分だけを各仮想マシン個別で保存するため、ディスク容量を削減できることと、クローン作業も大変高速で行うことができます。(ディスクコピーが事実上不要のため)
(リンククローンで構成する場合基本的にスナップショットは、仮想マシンがパワーオフの状態で取得しなければいけない)



個人的には、リンククローンでも十分じゃないかと思うのですが、今動いている仮想マシンのメモリー状態までをスナップショットのようにとってしまい、その仮想マシンのメモリー状態までを含めてクローンをつくるというリンククローンにさらにメモリー状態をコピーした仮想マシンというのが、インスタントクローンとなります。
ちょっとわかりにくいですが、いわば仮想マシン上でWindowsが起動して、そのうえでExcelでなんらかのファイルを開いたままの状態の仮想マシンを瞬時にクローンを作るという方法です。
メモリー状態までをコピーするので、OSを起動するまでの時間すら不要になるため、クローンができた瞬間から仮想マシンにすぐに利用ができるというのが「インスタントクローン」の技術です。


そんなことして大丈夫なのかというのは、さておき、こういった高速なクローニングはどういったところで活用できるでしょうか?

1つは、クラウド上で大量にAPサーバーを展開する場合です。
モバイルゲーム業界など、パブリックにWEBサービスを展開する場合、ユーザーのピークに合わせてAPサーバーを大量に展開するケースがあります。
この場合、クラウドで環境を構築するケースが多いと思いますが、マスターの仮想マシンを大量にコピーして、OSやアプリケーションサーバーを起動してとなると、時間がかかります。

これを、インスタントクローンとDockerを活用し、VMwareの提供する、Dockerのための薄いOSであるPhoton OSを利用することで、APサーバーをコンテナ化したものを瞬時に展開し、展開後すぐにAPサーバーとして利用することができるというメリットがあります。

2つ目は、使い捨て仮想マシンです。
たとえば、KIOSK端末などの公開端末によるインターネット閲覧などです。
公開端末は、ユーザー側の様々な操作でマルウェアの感染やOSの破壊などが行われる可能性があります。この機能を利用すれば、OSの再起動など一切なく、マスターから瞬時にOS起動後のクローンができますので、ユーザー利用後新しいユーザーが利用するたびにマスターイメージの状態(クリーンな環境)を提供できます。
これは、昨今流行りのWeb分離においても同じく可能ではないかと思います。

このインスタントクローン、次期Horizon7 Hybrid Mode(Project Enzo)で利用される機能ですが、このインスタントクローンの機能自体は、vSphere6の機能であり、PowerCLIを利用することで、Horizon7に関係なく利用することができます。

では、次回から実際にインスタントクローンを作成するまでの手順をお伝えしたいと思います。




vSphere6 Update2 リリース!

3/15に予定通り、vSphere6 Update2がリリースされました!

期待すべきは、VSAN6.2の機能が搭載されたのだと思います。
VSAN6.2に関しては、VSAN6.2のリリースノートに細かく記載されています。

VSAN6.2 リリースノート
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/vsan/62/vmware-virtual-san-62-release-notes.html

では、さっそくESXiのリリースノートを見てみましょう

<新機能>
  • 高速ネットワークの対応
    ESXi 6.0 Update 2 は 25 Gと 50 G のイーサネット リンク速度をサポートするようになりました。
  • VMware Host Client
    VMware Host Client は HTML5 クライアントであり、単一の ESXi ホストに接続してそのホストを管理するために使用します。管理タスクを実行して、仮想マシン、ネットワークおよびストレージなどのホスト リソースを管理できます。VMware Host Client はまた、vCenter Server および vSphere Web Client が利用できないときに、個別の仮想マシンまたはホストをトラブルシューティングする場合に役立ちます。
と、新機能はこれだけしか記載がありません。
(VSAN6.2はどこに行ったと思ったら別のリリースノートに記載されています。
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/vsan/62/vmware-virtual-san-62-release-notes.html

では、改善された事項を確認しましょう。

<解決した問題>
  • サードパーティ ソフトウェア ServerView RAID Manager を使用する際に、ハードウェアの監視に失敗することがある
  • [ハードウェア ステータス] タブが応答を停止し、エラー メッセージが表示される
  • PowerCLI を使用して esxcli コマンドが実行されると Hostd が応答を停止する
  • ESXi ホストでパープル スクリーンに CMCI (Correctable Machine Check Interrupt) メッセージが表示される
  • vSISH の統計情報に大量のパケット ドロップが表示される
    整数オーバーフローにより、vSISH の統計情報に誤検知された大量のパケットドロップが表示されることがあります。
  • vDS 環境で、vMotion が LAG を削除した後に失敗する
  • ESXi ログ バンドルの収集中に、ファイバ チャネル オーバー イーサネット (FCoE) のリンクが停止することがある
  • Hostd のログに、短時間に連続して複数回エラー メッセージが出力される
  • ESXi mClock I/O スケジューラが期待通りに動作しない
  • 複数の AppStack を接続しようとすると長い時間がかかる
  • VDDK HotAdd 転送モードを使用して、仮想ボリューム上で 2 TB を超えるディスクを開くことができない
  • IPv6 セットアップに I/O フィルタをインストールすると、その機能が VPXD に発行されない
  • Virtual SAN クラスタのホストを ESXi 6.0 Update 1b にアップグレードした後、クラスタの一部のホストで誤った警告が報告される
  • vSphere Web Access から、パワーオンされた仮想マシンへの仮想マシン コンソール接続を開始できない
  • 3D アクセラレーションを有効にしたホストで Hostd がランダムに応答を停止する
  • 永続的なデバイス損失の影響を受けた仮想マシンがフェイルオーバーしない永続的なデバイス損失 (PDL) の影響を受けた仮想マシンがフェイルオーバー ホスト上でパワーオンしません。仮想マシンをホストするストレージに PDL がある場合はハードウェア バージョン 1 が認識されない、という警告メッセージが表示され、仮想マシンは無効な状態のままとなります。
  • 3D ハードウェアを備えた ESXi ホストがメンテナンス モードに移行し、vMotion がトリガされると、Hostd が応答を停止することがある
    2 台の 2 TB 仮想ディスクを備えた仮想マシンで vMotion を実行することができない
    ディスクのみのストレージ vMotion 中に仮想マシンが応答を停止するか、パワーオフ状態に移行することがある

AppVolumesのAppStackを複数接続すると時間がかかる問題も解消されているのは大きいところですね。

既知の問題は特に大きなものは上がっていないようでしたので、今回は割愛します。
より細かい情報は、リリースノートをご覧ください。

VMware ESXi 6.0 Update 2 リリース ノート
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/jp/vsphere/60/vsphere-esxi-60u2-release-notes.html



Embedded Host Client ついに、vSphere6 Update2で、「VMware Host Client」として正式リリース!

昨年より、アップデートが入るたびに適宜投稿しておりました「ESXi Embeded Host Client」ですが、先日のvSphere6 Update2のリリースとともに正式にvSphereファミリーの1つのコンポーネントとしてリリーされました。


リリースノートにも記載され、「VMware Host Client」という名前になったようです。

MyVMwareからVMware Host Clientを入手することが可能です。


インストール方法は今までと同じです。VIB形式での提供ですので
esxcli software vib install -v /xxx/yyy/VMware-Host-Client-1.0.0-3617585.vib
でインストール可能です。(vibファイルはあらかじめ、ESXiホストのどこかに置いておく必要があります)

Host ClientのURLは、
https://esxiホストのIP or FQDN/ui/
です。

さっそくUIのバージョン情報を見ると
2016年3月2日リリースとなっており、ビルド番号は「3617585」となっています。

ただ、FLINGSでの、Embeded Host Clientは継続してリリースされており、最新版は「2016/3/4」 にリリースされています。ただし、ライセンスは継続してTechnical Previewとなります。


FLINGSを見ると、ビルド番号は、3623722となっており、正式リリースよりも新しいのがわかります。

今回のvSphere6 Update2にて正式にHost Clientとしてリリースしたことにより、次期バージョンのvSphereからいよいよC#版vSphere Clientはリリースされなくなることが濃厚になってきましたね。


まだ、ESXiホスト単位でしか管理ができませんのが、正直Flash版に比べてものすごく、操作性が良いので、是非一度使ってみることをお勧めします。

昨年のVMWorldで、vSphere Web ClientがHTML5ベースになるという話が発表されましたが、これがベースでできるのかもしれませんね。次はvSphere Web ClientのHTML5化に期待です。






2016年1月15日金曜日

VMware vSphewre 6.0 Update1b が公開されました

少し前の話ですが、2016/1/7に、vSphere(厳密には、ESXiと、vCenter Server、vSphere Client)がアップデートされています。

2015年秋に発表されたUpdate1aに対してパッチが当たりUpdate1bになっているようです。

今回の大きなアップデートは、TLSの1.1、1.2のサポートがなされているようです。
ただし、
  • vSphere Client
  • Virtual SAN Observer on vCenter Server Appliance (vCSA)
  • Syslog on vCSA
  • Auto Deploy on vCSA
  • Auto Deploy/iPXE
は、未対応とのことです。
ESXiにおいては、NFS4.1でAES128/256のRPCヘッダー認証に対応したと記載があります。

気になるところとしては、


  • This release of vCenter Server 6.0 Update 1b supports URL-based patching using the zipped update bundle. For more information, see KB 2142009.
  • The user preferences for Client Integration Plugin or VMware-csd guard dialog box in vSphere Web Client can be configured. For more information, see KB 2142218.
の2つですね。
1つ目は、どうやらURLベースでパッチの場所を指定することでパッチが適用できる機能が搭載されたそうです。ESXi Embeded Host Clientにも同様の機能が搭載されていましたが、この機能は確かに便利です。オンラインからダウンロードして転送する必要がないのは楽ですね。
(パッチ適用に失敗した際にリカバリしてくれる機能があるかはわかりませんが)

もう一つは、vSphere Web Clientでの統合プラグインに関する設定変更が可能とのことです。
少々謎ですが、KBも出ています。

ESXiにおいては、VMware ToolsがVersion 10となったこともありますので、頃合いを見てバージョンアップするのが望ましそうですね。

(参考)
VMware vCenter Server 6.0 Update 1b Release Notes
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/vsphere/60/vsphere-vcenter-server-60u1b-release-notes.html

VMware ESXi 6.0 Update 1b Release Notes
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/vsphere/60/vsphere-esxi-60u1b-release-notes.html






2015年12月23日水曜日

vSphereのライセンスを再確認(3) vSOMについてくるvRealize Operationsのエディションを確認

vSphere with Operations Management こと、通称vSOM。
こちらには、エディションとして
  • Standard
  • Enterprise
  • Enterprise Plus
と3種類のエディションが販売されています。

vSOMってなに?というかたは、まずはこちらをご覧ください。
vRealize Operations Manager を見てみよう(1) vSOM? vCOps? vROps? 皆同じツールです

さて、この3つについてくるvRealize Operations(vROps)のライセンスは何になるのでしょうか?

その答えは、vSOMのエディションに関係なくすべて「vRealize Operations Manager Standard」ライセンスが付与されることになります。

vSOM Enterprise Plus買ったら、「vRealize Operations  Enterprise Plus」が手に入るわけではありません。(vSphereのEnterprise Plusは手に入ります)
※そもそもvROpsにEnterprise Plusなんてライセンスは存在しません。

vSOMのエディション表記は、vSphereのエディション表記で有り、vROpsのライセンスではないことに注意が必要です。

さて、vROpsは単体で購入することもできるのですが、なぜVMwareは、vSOMを押しているのでしょうか?

それは、 ライセンス体系にあります。単体のvROpsのライセンスは25仮想マシン単位のライセンスとして販売されます。vSOMは、vSphereのライセンス体系と紐付いたライセンスになるため、CPU課金でのライセンスとなります。

つまり、サーバーの性能がよくなった現在において、そこそこの集約率になれば、vROpsよりもライセンス料が割安になる可能性が高いと言うことがいえます。

でも、既存でvSphereのライセンスを買ってしまったので、またvSOMに買い直すのもなーと思われている方も大丈夫です。vSOMには、既存vSphereからのライセンスアップグレードを行うアップグレードパスが用意されています。

たとえば、vSphere Standardをお持ちであれば、vSOM Standardといったようにお持ちに手持ちのvSphereエディションをvSOMありの同一vSphereエディションにアップグレードできます。

尚、vSOMへのアップグレードは、今年の12/26まで(もうまもなくですが)キャンペーンが行われており、割安で購入することができます。

(参考)
vSphere with Operations Management へのアップグレード キャンペーン





vSphereのライセンスを再確認(2) OEMとメーカーライセンスの違い

vSphereやHorizon Viewなどのライセンスは、ハードウェアメーカーから提供されるOEMライセンスと認定ディストリビューターを経由して提供される「メーカーライセンス版」の2種類があることをご存じでしょうか?
何となく、vSphereなどを手配している方は、是非この投稿を確認していただきたい思います。

< OEMライセンス >
  • ハードウェアメーカーを通じて販売されるOEM製品
  • ハードウェアーメーカーによって、取り扱い製品が異なる
  • サーバーと共に特価取得が可能な場合がある
  • 保守がハードとソフトと一括の窓口で提供される
  • 初年度保守手配は必須
  • そのハードウェアでのみしか利用できない
< メーカーライセンス >
  • ディストリビューターを経由して販売されるメーカー純正ライセンス
  • サポートはVMware社直の保守窓口に繋がる
  • 特価は、Advantage+等のVMware社の手法による特価申請が必要
  • 初年度保守手配は必須
  • ハードウェアに紐付かず利用が可能
最後に書いたところが非常に重要です。
OEMライセンスで購入した場合、サーバーをリプレースした時点で、いくら保守費用を払っていたvSphereのライセンスであっても、それを新しいハードウェアで利用することは許されません。これがOEMの原則です。
その昔、物理サーバー主流の頃は、サーバーとセットでWindows ServerのOEMライセンスで一括手配していた時代でしたがvSphereをはじめとする仮想化が当たり前となった今日では、Windows計ライセンスは、ディストリビューターからボリュームライセンスで購入するのが当たり前となりました。これは、Windows Server のOEMライセンスの縛りである、ハードウェアに紐付くという原則があるためでした。

この理屈は、VMwareの各OEMライセンスにも同様です。
vSphereは、毎年の保守料を支払うことで無償バージョンアップが提供されていますが、OEMライセンスの場合、いくら保守費用を払っていてもvSphereに結ぶ付いているハードウェアを手放した時点で、所有していたvSpereのライセンスも手放したことになります。
ということは、vSphereのライセンスが"買い直し"が発生してしまいます。
初期購入時にサーバーハードウェアとOEMのvSphereを購入し、ハードウェアだけをリプレースして、以前のハードウェア時に手配したOEM版のvSphereを新しいハードウェアで利用することはライセンス違反となります。

ハードウェアメーカーOEM版は、ハードウェアと保守窓口が同じと言われていますが、これはメリットである反面、メーカーの中でもハードウェアとその他OS等基盤ソフトウェアの保守窓口の部門が分かれているケースが多く必ずしも同一の人で解決に至るケースは少ないです。逆に純正保守の場合、様々なハードウェアメーカーでの動作環境情報を主としているため、全体的なノウハウを持っているケースもあります。

でも、OEMでライセンスを買わないと、メーカーカスタムのvSphereイメージが手に入らないんですよね?と思われる方。どうぞ、ご心配なく。
MyVMwareから、ハードウェアメーカーが提供するカスタムESXiイメージを入手することが可能です。




目先の金額だけではなく、ライセンスの仕組みをしっかり把握して、5年サイクルリプレースの場合などは、どちらが安いかを比較することも大事です。





vSphereのライセンスを再確認(1) Essentials と Essentials Plusのライセンスを見てみよう

vSphereの機能を安く利用するために利用されるライセンスは、おそらくEssentials Plusではないかと思います。
EssentialsやEssentials Plusの制限は様々有るのですが、改めてその制限内容を確認してみたいとも思います。

  • 2Socketサーバー×3台、計6CPUまでのライセンスとして提供
    (1サーバーで1Socket及び4Socketのマシンへの導入及びは不可)
  • vCenter Server for Essentialsが付与される(3台のESXiまでを管理可能)
というのが鉄則ですね。

利用できる機能は、以下の通りです。



Essentials Kit シリーズ
Essentials KitEssentials Plus Kit
vSphere EditionEssentials 6Essentials Plus 6
vCenter Server EditionvCenter Server for EssentialsvCenter Server for Essentials
物理サーバのホスト台数3台まで3台まで
vRealize OperationsFoundation(無償版)Foundation(無償版)
VMware Data Protection
High Availability
vMotion
vSphere Replication
vShield Endpoint
Virtual Volumes(VVOL)

Hot Add

Fault Tolerance(FT)

Storage vMotion

X-vSwitch vMotion

vAAI / Multi Pathing

vSerial Port Connection


vSphereの最もメリットのあるHAやvMotionが手軽に利用できる、Essentials Plusはまさに小規模な環境にうってつけです。

さて、これだけの条件をみると、ふと疑問に思ったことがあります。
ただ、vMotionとHAの機能だけ利用できればいいけど、ESXiホストは12台ぐらい 必要だ。
となると、Essentials Plusを4セットとvCenter Server Standard を手配すれば、これで行けるんじゃないのかと・・・。


こんなことできるのか?
ということで、やってみると、なんと結果はNGです。

実際のvSphere WebClinetの画面はこちらです。

「ホストのライセンスが不十分」という何とも冷たいメッセージの元、ESXiが勝手に切断されて管理することはできません。

セコいことはできないもので、このケースの場合はvCenter Server for Essentialsを3台おきに配置するか、vSphere Standard以上の構成とvCenter Server Standardの構成が必要です。

制限事項のどこにも触れられていない構成ですが、この構成はできないということをまずは、押さえておいてもらえればと思います。







2015年11月28日土曜日

vSphereのコンテンツライブラリに登録されたISOを仮想マシンでマウント可能に(なる日も近い)

以前に、vSphere6で追加された機能としてコンテンツライブラリの機能を紹介しました。
このコンテンツライブラリは、仮想マシンのテンプレートなどを、vCenter Serverをまたいで、管理可能となり、いままでvCenter Serverをまたぐ場合、エクスポートとインポートの作業が必要であったが、その作業が必要の無くなる便利な機能です。

仮想マシン以外にもISOファイル等々をコンテンツライブラリで保存することは可能なのですが、コンテンツライブラリからの展開はなぜか、仮想マシンの展開以外のメニューが表示されず、なんとも中途半端な状況でしたが、まだTech previewですが、コンテンツライブラリに保存したISOファイルを仮想マシンにマウントする機能が実装されるようです。




この機能はvCenter Serverを跨がない環境でも利用可能です。
ISOファイルをDataStoreに置いて管理するよりこちらですと楽に管理ができます。また、コンテンツライブラリはvSphere6発売当初は、Enterprise Plusのエディションが必要でしたが、今はEssentials以上であれば利用可能ですから、手軽に利用可能です。

(参考)Content Library Tech Preview at VMworld Europe 2015
http://www.virtuallyghetto.com/2015/11/content-library-tech-preview-at-vmworld-europe-2015.html
https://vimeo.com/144627663


Content Library Tech Preview at VMworld Europe 2015 from lamw on Vimeo.






2015年11月3日火曜日

ESXi(vSphere Hyper Visor)のrootパスワードがわからなくなったら

まれに聞かれることが、ESXiのrootパスワードがわからなくなった(要するに忘れた)のですが、どうやったらリセットできるのでしょうか?という質問です。

たしかに、VMwareのKBを見てみると、ESXi6の手法が書かれていません。
ただ、ESXiの基本的な考え方は変わりませんので、ESXi5の方法と同じです。

(参考)ESX/ESXi ホストで root パスワードを忘れた場合の変更 (2078942)
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2078942

↓ESXiパスワードを忘れるとシャットダウンすらできない
(ただ、vCenter Server経由で操作できればそちらで頑張る方法もあり)



では、具体的な方法ですが、もしvCenter Server経由等でパスワードをリセットしたいESXiホスト上に仮想マシンが稼働しているのであれば、vMotionもしくはシャットダウンするなどして、ESXiホスト上に仮想マシンが存在しない状態にすることがベストです。ただ、どうしようもない場合は、そのままESXiホストをシャットダウンします。

vSphere ESXi6のCDメディアを用意し、サーバーの電源を入れCDから起動し、ESXi6のインストール画面に進みます。

そうです、ハイパーバイザーの再インストールです。

え、でもハイパーバイザーをインストールしているディスクをVMFSデータストアーとしても使っているから、それがなくなると困るよ!という方も居るかもしれませんが、大丈夫です。

まずは、普通にEnterで進みます。

ライセンスも同意しましょう。(出ないと先に進みませんので)
次にESXiをインストールするディスクを選択します。今回は上書きでパスワードリセットが目的ですから、以前のESXiが入っていたディスクを選択します。
ここが最も重要です!
ここのでデフォルトは「Upgrade ESXi , preserve VMFS datastore」となっていますが、
「Install ESXi , preserve VMFS datastore」を選択し、Enterで次に進みます。

 一応解説です。
Upgrade ESXi , preserve VMFS datastore
こちらは、ESXiのアップグレードになります。同じバージョンのESXiのメディアであってもこのメニューは表示されます。こちらの場合、ESXiの設定と既存VMFSデーターストアのデータが保持されます。

Install ESXi , preserve VMFS datastore
こちらは、ESXiのみを新規でインストールし、既存VMFSデーターストアは、そのまま保持します。
つまりESXiのrootパスワードは、ESXiの設定に含まれますので、ESXiのみを再インストールし、DataStoreの情報を保持するため、こちらの選択となります。

Install ESXi , overwrite VMFS datastore
こちらは、まっさらにインストールするパターンです。ESXiの情報もDataStoreの情報も無くなりますので、基本的にこちらは、選択するケースは少ないと思います。(全部データーが消えますので注意しましょう!)

ここからは、新規インストールと同じです。キーボードタイプを選択します。

さあ、出てきました。ここで新たなrootのパスワードが付与できます。(今度は忘れないようにしましょう)

あとは、インストールして再起動するだけで完了です。

インストールを待って...

これで再起動で完了です。(ESXiのCDを忘れずに抜きましょう)


ということで、ESXiの設定自信は無くなってしまうものの仮想マシン等大事なデーターが入っているDataStoreには影響を及ぼすことなく、ESXiのパスワードをリセットできます。
パスワードは忘れないことが一番ですが、どうしても困ったらこの方法で切り抜けましょう!



NFSのマウントを他のESXiホストに一括で行う (vSphere Web Clientの便利な技)

vMotionやHAを行うためには、移行するESXiホストに対して同じストレージがマウントされておく必要があります。

今まで、vSphere Clientの場合ESXiホスト1台ずつにNFSのマウント設定が必要でした。
しかし、ESXiホストが多くなると結構面倒な作業だと思います。
(CLIで一括でやる方法もあるとは思いますが・・・)

↓今まではこの手順をホストごとに繰り返す必要があった

しかし、vSphere Web Clientには、便利な機能があります。
(vSphere Web Client 6 / vCenter Server 6 Update 1で検証しています)

それは、1つのホストでマウントしているNFSデーターストアーを他のESXiホストにマウント設定を自動でやってくれる機能があります。
(いわゆる複数台のESXiホストに NFSのマウントを一括操作できる機能です)

では、具体的にその右方をお伝えします。

まずは、vSphere Web Clientにログインし、「ホストとクラスター画面」であれば、ストレージアイコンを、メニューからストレージに入ってもOKです。

NFSのデータストアを右クリックし、「追加ホストへのデーターストアのマウント」 を押下します。

すると、選択したNFSデーターストアをマウントしていないESXiホストが一覧で表示されますので、チェックを入れるだけで完了です。(もちろん複数選択可能!)


わずかこのステップだけで完了というのは、実に楽です。

一度設定すればあまり触ることがないところというのもありますが、最初の設定がESXiホストが多いと特に面倒な作業から解放されます。

ちなみにこの技はNFSだけに利用できる機能で、iSCSIの場合は、ブロックストレージ扱いで単なるマウントではないので、NFS以外のデーターストアーではこのメニューは表示されません。

あまり知られていない技ですので、ご紹介をさせていただきました。





ESXi Embedded Host Client(vSphere Host Client) 3.0リリース

少し前の話ですが、ESXi Embedded Host Client(vSphere Host Client)3.0がリリースされました!

機能追加が色々となされていますが、いままでvCenter Server(vSphere Web Client)にも、vSphere Clientにもない機能が追加されています。

それは、ディスクパーティション操作機能です。

画面上のでディスクのパーティションの一覧も表示されますが、パーティションの編集が可能です。

基本的にパーティションを消す機能が実装されていますが、この機能はラボで古いディスクを取り付けた場合に残っているゴミパーティションを消すには大変便利な機能です。

インストールはいつも通りです。

esxcli software vib install -v /vmfs/voluems/DAS001/esxui-signed.vib

前バージョンからのアップグレードの場合は
esxcli software vib update -v /vmfs/voluems/DAS001/esxui-signed.vib

で可能です。

VIBのダウンロードは、
https://labs.vmware.com/flings/esxi-embedded-host-client
より、ダウンロード可能です。






2015年11月1日日曜日

vSphere HAによるソフトウェアのライセンスと回避方法(HA対象にしない仮想マシンの設定方法)

vSphere HA機能は、OSレベルでクラスター構成をしなくとも、物理ホストの障害等が発生した場合、他のホストで自動的に再起動してくれる、アプリケーションやOSに変更不要で可用性を向上できる機能です。

ただ、HAクラスターの対象ホストが多く、ソフトウェアのライセンスとして、HAの設定を行うとどのホストに仮想マシンが稼働するかわからないため、HA機能を使いたいけど採用できないと行ったお話を聞くことがあります。
たとえば、Windows Server 2012 R2の場合は、8台のESXiホストでクラスターが組まれており、HA時にどのホストで動作するかわからない場合は、8台分のWindows Serverの ライセンスが必要となります。


今回は、フェールオーバー時のホスト指定の方法と、仮想マシン単位でのHAのION/OFF設定をお伝えします。

まずは、定番ですがアドミッションコントロール機能によるフェールオーバーホストの指定です。
いわゆる待機ホストの指定ですね。
この機能は、稼働しているESXiホストがダウンした際に、フェールオーバー先のホストを指定する方法です。ただし、この方法は、仮想マシン単位で行うことはできません。また、フェールオーバー先ホストを複数台設定した場合、フェールオーバーホストで稼働するかあわかりませんので、クラスターで稼働しているライセンスと、フェールオーバー先ホストの台数に応じたライセンスが必要となるので、注意しましょう。

vSphere Clientの場合(クラスターのを右クリックし、設定の編集メニューから表示できます)

 vSphere Web Client(クラスタを右クリックし、設定を押下)


ここまでは、結構有名な話しですが、仮想マシン単位でHAを許可しない設定が可能です。
こちらを使うと、可用性を失うことにはなりますが、1つのクラスターの中でフェルオーバー先のライセンスを保有するものとライセンスの保有がないものを同一のクラスターに含めることが可能となります。(ライセンスの問題でHAフェールオーバー可能な仮想マシン用のクラスターとフェールオーバーしないHAクラスターから分離したESXiホストを構築する必要は無くなります)

vSphere Client(クラスターのを右クリックし、設定の編集メニューから表示できます)

仮想マシンの再起動の優先順位を「無効」にすることで、HAの対象から外れます。

これが、vSphere Clientになると画面が変わります。
仮想マシンのオーバーライドで、追加を押下します。

 ここで、同じポリシーを設定する仮想マシンを複数台選択し、「仮想マシン再起動の優先順位」を「無効」にします。


仮想マシン単位でHAを無効にすることで、ライセンス費用を抑えることはできますが、この場合物理ホストの障害が発生すると仮想マシンは止まってしまいますので、費用と可用性のバランスを考えて、ご利用いただければと思います。





2015年10月12日月曜日

バックアップとDRをうまく使い分けよう(VDPとvSphere Replicationの違いについて)

仮想化基盤で悩むのはやはりバックアップですね。
VMware Data Protection Advance (通称VDPA)が無償化されましたが、やはり細かいところまでのバックアップ設定は、商用のサードパーティーバックアップソフトに比べて見劣りすることろがあるのは事実です。

そんな時に、vSphere Replciationをバックアップソフト代わりに使うことで解決できるケースもあります。

バックアップとして見たときに、VDPAとvSphere Replicationの特徴を見てみましょう。



メリットデメリット
VMware
DataProtection Advance
・ファイルベースでのリカバリが可能
・バックアップファイルの圧縮と重複除外機能が搭載される
・長期バックアップが可能
・VA内に接続されたVMDK内にバックアップファイルが保存される
 (別途Avamer/DataDomain連携は可能)
・細かいスケジュール設定ができない
・バックアップした仮想マシンをすぐに起動できない
・仮想マシンが多い場合1日のジョブですべてのバックアップが終わらない可能性がある
vSphere Replication・常に差分で同期されるため、最短15分前までリカバリが可能。
・24世代のRPOを元に希望した場所で即仮想マシンを起動可能
・短期間のバックアップが可能
・データーは圧縮されずに保存される
・ファイルベースでのリカバリができない
・バックアップした仮想マシンを停止しないと、バックアップした仮想マシンを起動できない。

VDPは、圧縮されて重複除外されるのがメリットですが、スケジュールに従ってバックアップをとるため、直前に戻すことやバックアップにかかる時間に関してはデメリットがあります。
vSphere Replicationはその点、常に同期されるため、バックアップジョブという存在無く常に最新のデーターが保存されるため俊敏性に優れています。

これは言い換えると、バックアップとDRの違いそのものでもあります。

バックアップとDRは、リカバリの時間やどの時点でのバックアップが必要かという話しで選択が変わってきます。

バックアップから即リカバリして使いたいといった場合は、極力直前の状態まで戻して使いたいといった場合は求められる状況が異なるということをしっかり押さえておく必要があります。

vSphere Replicationなら、24世代のスナップショットを保持可能(最大24時間のRPOで24日間)