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2016年3月5日土曜日

ビジネスに最適なIaaSはvCloud Air。その理由は?

今までのサーバー販売ビジネスを行っていたSIerにとっては、クラウドというのは商売敵と認識をされているところもあるように耳にします。

クラウドにシステムは移行することで、
  • 一括で大きな利益と売り上げを立てられない
  • いままではリプレース期間までの5年間ロックインができたが、
    クラウドは月額払いなのでロックインすることができない
という悩みから、オンプレミスでのビジネスしか考えていないSIerも未だ多いようです。

しかし、世の中のクラウド機運は高くかつて、汎用機のSEだった人が、パソコンベース時代に移行したように、同じような波は来ていると思います。

それは、vCloud Airには、
  • 複数年一括契約が可能(複数年一括だと当然ディスカウントも)
  • 販売店(vCloud Airパートナー)に対して、仕切販売が可能
  • 支払いは、パートナー経由の支払い(クレジットカードは不要)
という2点のメリットがあります。

特に後者の仕切販売が可能というのは、 他社クラウドと比べて大きな違いだと思います。

複数年一括契約をすれば、ある程度のボリュームで売り上げを立てることも可能です。
支払いは、販売パートナー経由となりますので、エンドユーザーにとっても今までの取引SIer経由で、請求書での支払いが可能となるため特別な経理手続きや企業クレジットカードの用意は必要ありません。
エンドユーザーにもSIerにとってもメリットがあるのが、vCloud Airの特徴です。





2016年1月15日金曜日

トライアル環境にいかがですか?期限付きの仮想マシンでオペレーションを削減

最近、ソフトウェアパッケージメーカーさんのSaaSによるクラウド参入相談をよく受けます。
いままで、オンプレのソフトウェアをSaaS化するという目的とデモ環境を貸し出すために、今までPC事貸し出していたのをやめて、クラウドで提供したといという目的が多いです。

パッケージソフトによっては、今までユーザーさんへPCを貸し出していたため、ソフトウェアに利用期限による制限そのものがないのですが、オンラインでそのまま公開すると、管理者がサービスを止めるまでずっと使えてしまう問題があり、毎日台帳を見比べながら主導オペレーションをおkなうのは面倒だけどなんかいい方法ないですかと相談を受けました!

こんな時こそ、vCloud Airです!

vCloud Airには、vAppという仮想マシングループに対して、有効期限をつけることができます。


この機能を使えば、仮想マシンをリリース後、自動的に設定した機関で自動的に仮想マシンを止めることが可能です。

トライアル版のリリース以外にも開発環境で一定期間だけ動かしたい場合など、利用方法は様々です。
スクリプトで回すのではなく、GUIで簡単にできるのもvCloud Airの便利なところです。






2015年12月23日水曜日

vCloud Air VPC Ondemandの手軽で気軽なクラウドを

今まで、Hybrid Cloud ManagerやvROpsのご紹介をしていましたが、肝心なサービスをご紹介し忘れていました。

いままで、vCloud Airは、サブスクリプション型(料金が月額固定)のサービス提供となっていましたが、今年の7月から日本リージョンにおいてもVPC Ondemandといわれるいわゆる従量課金の販売体系が開始されました。

個人でも気軽に利用ができます。登録は簡単!
ここから、登録ボタンを押して画面の指示に従うだけです。

VPC Ondemandの登録画面
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/virtual-private-cloud-ondemand

個人の場合、クレジットカード番号を入れる形での対応となります。

さて、VPCOndemandですが、VPCと比べていくつかの違いがあります。

1.マルチテナント(VDCの複数作成が可能)

これは、大きいです。ASPやSaaSサービスを小さく初めて大きく育つソリューションを動作させる基盤としてもってこいです。マルチテナントで管理を完全分離し、操作できるオペレーターの権限を設定することで触る必要の無いテナントを操作不可にすることができます。

2.Direct Connectは、今のところ(2015/12現在)接続できないらしい
こちらは、ちょっとマイナスな話しなのですが、DirectConnect(閉域網接続)は、現行ではできないようです。おそらく2016年の早い段階で対応するのではないかと思いますが、今現在はできませんので注意が必要です。

3.1つの契約で、複数のリージョンを利用可能

あまりこういったケースはないかもしれませんが、1アカウントでマルチリージョンコントロールが可能です。

この3つの違いがあります。

尚、今なら39キャンペーンと言うことで、39000円分のクレジットを無償で利用できます。
要は、無料体験可能なサービスとして、個人でもvCloud Airを体験できます。

vCloud Airは、現行「トラフィック課金無し!」です。これは、SaaSやASPサービス事業者にとっても大きいですよね。

コスト試算をしたい方は是非、

Ondemand計算ツール
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/on-demand

サブスクリプションクラウド サービス料金計算ツール
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/subscription

から、試算をしてみてください。実績法で安定したvSphere基盤を気軽に使えるvCloud Air、是非体験してみてください。

CentOS(2vCPU/4GB vRAMを/60GB HDD/20GB SSD)を1ヶ月間稼働させた場合の例
(料金は一例で有り、今後変わることがあります)

トラフィック課金なしというのも相まって、シンプルで簡単に試算ができるのもvCloud Air VPC Ondemandの良さでもあります。








2015年12月12日土曜日

VMwareの考える仮想化の世界

さて、今回はちょっと概念的なお話をしたいと思います。
VMwareでは、「One Cloud Any Application , Any Device」という言葉を掲げています。
1つのクラウドで、すべてのアプリケーションに対応、すべてのデバイスに対応するという意味です。
この1つのクラウドというのは、なにもvSphereやvCloud Airの事だけを挿しているわけではありません。

先日のvForumでも発表されましたが、vCloud AirやAWS等を、L2で接続してしまう技術(NSXによるクラウド対応)が発表されました。
つまり、様々なクラウドサービスをVMwareのテクノロジーで1つのクラウドとして扱うことができるというのがその意味です。

さて、このOne Cloud , Any Application , Any Deviceを実現するために、VMwareとしては、「Software Defined Data Center」というメッセージを出しています。
Software Defined Data Center、これが通称「SDDC」と呼ばれている無いようようになります。

SDDCを構成する上で、VMwareが定めているカテゴリー(構成要素)は、以下のようになります。

  1. サーバー仮想化
  2. クライアント仮想化
  3. アプリケーション仮想化
  4. ネットワーク仮想化
  5. ストレージ仮想化
  6. 仮想化の管理
この6つの要素になります。
この6つの構成要素にVMwareのどの製品が入るかを見ていきましょう

サーバー仮想化
  • vSphereシリーズ
  • vCloud Air
  • vCloud Suite
クライアント仮想化
  • Horizonシリーズ
  • AirWatch
アプリケーション仮想化
  • ThinApp
  • App Volumes
ネットワーク仮想化
  • NSX
ストレージ仮想化
  • VSAN
マネージメント
  • vRealize Suite

これらは、SDDCを構成する上で非常に重要な製品で有り、VMware社の柱の製品でもありますね。

是非「One Cloud Any Application , Any Device」と「Software Defined Data Center」は、覚えておいていただきたいキーワードです。


vCloud Airをよりセキュアに利用(2) CrossConnectで、ハイブリットクラウドを

さて、前回はDirectConnectによる、閉域網でvCloud Airとオンプレ環境を接続しようというお話をさせていただきました。

このサービスは他のクラウドサービスにおいても提供されております。

さて、そもそもオンプレの場合、自社にサーバールームを設置してサーバーを運用しているケースは昔に比べて少なくなってきており、その代わりにiDC(データーセンター)を利用し、自社サーバーを運用されているケースが増えていると思います。

さて、vCloud Airは、現在西日本リージョンとして福岡県内データーセンターにて稼働しています。
このデーターセンターはvCloud Air専用ではなく、自社のサーバー等々を設置するデーターセンターとして利用することができます。

さて、そうなると同じ場所でvCloud Airと自社のサーバーが稼働しているわけですから、それをDirectConnectで、一度閉域網サービス局舎を通してvCloud Airと接続する折り返し通信が発生する接続はやや、効率が悪いと思います。
同じ敷地の中であれば、直接自社のオンプレ環境とvCloud Airを接続できれば、効率がよいことは一目瞭然です。

そんな、サービスがvCloud Airにはあります。
それが、「Cross Connect」です。

イメージはこんな感じです。
この形ですと、VPNによる暗号化オーバーヘッドもなく、接続も単純明快に、安全かつ最も効率よく接続をすることができます。

尚、この場合もDirectConnectと同じで、ポート料金が発生することと、ポートはEdgeGatewayの1ポートとして設定されますので、同じくL3ルーティングされることも忘れずに押さえておきましょう。

このサービスはvCloud Airならでわなサービスです。
真のハイブリッドクラウドと言うだけ合って、オンプレとの接続にはたくさんの種別が提供されるのは、vCloud Airの強みと言ってもよいでしょう。








vCloud Airをよりセキュアに利用(1) DirectConnectを活用しよう

vCloud Airとオンプレの環境を接続する際には、一般的にインターネットVPN(IPSec)を利用されるケースが多いですが、帯域は、通り経路だったり、ISP側の負荷でどうしてもベストエフォートになってしまいます。また、インターネット上で暗号化された通信ですので、基本は安全ですが、企業ポリシーとして会社の情報はインターネット上にたとえ暗号化されていたとしても流したくないと言われるケースもあります。

そういった際に利用可能なのが、Direct Coneectです。

Direct Connectは、閉域網を利用してvCloud Airと接続を行うサービスとなります。

日本リージョンにおいては、ソフトバンク(旧ソフトバンクテレコム)のSmart VPNを利用することで、閉域網を利用することができます。

さて、ここで押さえておくべき事は、SmartVPNの契約だけを終えれば、DirectConnectが利用可能なのかというとそういうわけではありません。

SmartVPNは、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を持って行ってくれるサービスですが、vCloud Airと接続する(コネクト)するには、vCloud Air側のDirectConnect契約を行う必要があります。

契約関係としては、以下のようになります。


つまり、SmartVPNで、自社拠点と「ダイレクトアクセス for vCloud Air」のサービスを利用し、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を延伸します。
その閉域網を、vCloud Airに接続するためのポート料金をVMwareに支払う形で、初めてvCloud Airで閉域網を利用することが可能となります。

尚、DirectConnectで接続すると、vCloud Airで提供されるEdgeGatewayの1ポートが、DirectConnectのポートとして割り当てられます。
そのため、EdgeGatewauにより必ずルーティングされることは押さえておきましょう。
(SmartVPNのL2サービスは利用できません)

ダイレクトコネクトの詳細
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/direct-connect






2015年12月4日金曜日

vCloud Air(vCloud Director)にISOをovftoolを使ってアップロードする方法

今までは、vCloud Directorから、ISOファイルのアップロードが可能でしたが、最近のブラウザーにおけるセキュリティ強化で、 ISOアップロード機能が、Webブラウザーからできなくなっています。


メッセージには、代わりにOVFツールを使うように指示が出ています。




OVFツールのダウンロード先
https://www.vmware.com/support/developer/ovf/



ダウンロードに際し、MyVMwareにログインします。
(vCloud Airを登録した際のMyVMwareアカウントで構いません)



自分のOSに適合したものをダウンロードして、インストールします。


 インストールはウィザードに沿って進めば特に迷うところはありません。

では、実際の使い方ですが、これが結構面倒なので、ポイントをご紹介します。

 ISOファイルのPUT方法
ovftool --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false" "アップロードしたいISOファイルの場所" "vcloud://vCloud Airのログインユーザー名:vCloud Airのパスワード@vCloud Director HostName ?org=Org_VDC&media=Media名&catalog=Catalog名"

 となっています。

 では、実際のパラメーターを以下のようにして当てはめてみましょう
ovftoolsのインストール先:
 C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool
アップロードしたいISOファイルの場所:
 C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso
vCloud Airのログインユーザー名
 vcloudair@example.com
vCloud Airのパスワード
 vcloudairPassword#1234
vCloud Director HostName ※1
 jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com
Org_VDC ※2
 910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99
Catalog名 ※3
  MyOS
Media名
  CentOS7

※1と2はこちらから参照

※3はこちらから参照




この※1~3に関しては、実環境によって異なります。

では、こちらの確認方法をご紹介します。 これを基に当てはめると、以下のようになります。

"C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool\ovftool" --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false" "C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso" "vcloud://vcloudair@example.com:vcloudairPassword#1234!@jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com?org=910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99&media=CentOS7&catalog=MyOS"

実際にコマンドを実行すると、ステータスが表示されます。


GUIでできれば便利なのですが、しばらく間はCLIで頑張るしかなさそうです。
でも、手順がわかれば難しくはありません。
ISOにかかわらず、OVFを転送する際もこちらのコマンドで対応可能です。

vCloud Airは、ISOやOVFがアップロードできるのも特徴ですので、是非こちらをご活用ください。






2015年11月28日土曜日

vCloud Airのステータス情報が一目瞭然に

クラウドサービスにとって安定稼働は一番の話しですが、やはり何らかの障害がないわけではありません。また、サービス拡張のために、定期的なメンテナンスが行われることもあります。

vCloud Airの現在の稼働状況(ステータス)一目瞭然でリージョンごとに見られる機能が、vCloud Airのホームページで提供されるようになりました。


vCloud Air Status
http://vcloud.vmware.com/using-vcloud-air/support-center/status

vCloud Airの日本リージョンで今まで仮想マシンが止まるような、サービスに支障のあるトラブルはサービス開始以来今のところ無いようですが、こういった形でステータスが見えるのは、大変ありがたいものです。

※サイトは日本語も可能です。





2015年11月1日日曜日

vRealize Operations 6.0/6.1に、Management Pack for vCloud Airが対応!

vCloud Airのリソース監視も、vRealize Operations Manager(vROps)でできるのが「Management Pack for vCloud Air」です。

このプラグイン自体は、2014年末よりリリースされていましたが、以前のバージョンでは、vROps6.0移行で動作させると動かなくはないのですが、どうも挙動が怪しかったように認識していました。

と、今、確認をしてみると 「vRealize Operations Management Pack for vCloud Air 2.0」として、管理パックが新しくなっています!


リリースノートを見ると2015/9/15のアップデートとあります。

では、What's Newから見ていきましょう
  • vRealize Operations 6.0以降用に再設計されています。
  • 仮想マシン、仮想マシン演算処理、仮想データセンターとクラウドリソースのメトリックメを取得可能。
  • ヘルス、リスクと効率バッジ表示のサポート。
  • EdgeGatewayオブジェクト、関係およびネットワーキングのメトリックをサポートします。
  • 演算ダッシュボードとネットワークダッシュボードを更新しました。
  • Cloud、EdgeGateway、テンプレート、および仮想マシンの横断的なインベントリ表示
  • モニターオブジェクトで、ヘルス、リスク、効率の監視アラートが可能。
  • すべてのオブジェクトの容量分析をサポートします。
  • vCloud Airへの安全な接続。証明書が信頼できない場合は、証明書を受け入れるか拒否するかを選択が可能。
  • オプションは、監視のためのクラウド、仮想データセンターや仮想マシンをフィルタリングします。
  • 仮想マシンの電源操作のサポート。
  • vCloud Airのリソースを設定可能。
  • オンプレミスのvSphereリソースからクラウドリソースを区別するため、新しいアイコンを採
  • 管理パックの安定性とパフォーマンスを改善しました。
なんだか、だいぶ機能が上がっていますね。
仮想マシンの電源操作が可能になったのは大きいですね。

ただ、Know Issuesに気になる文言があります。
Management Pack 2.0 supports only environments with Advanced Networking Services. If you would like to continue monitoring environments without vCloud Air Advanced Networking Services, it is recommended that you do not upgrade to management pack 2.0.
どうやら、Management Pack2.0を入れるためには、「Advanced Networking Services」が必須のようです。

となると、現行はDedicated Cloudしかサポートされていないのでしょうか・・・。
OndemandやVPCのサポートがされないかは実際に試してみたいと思います。

(参考)

2015年10月24日土曜日

パブリッククラウドで困った時、すぐに頼れる先はありますか?

パブリッククラウドで、うまく動作しない事やトラブルが発生したときに、どうしますか?

インフラサービスのキッティングでトラブルや想定していない事象に出くわすことは、必ずしも平日の通常勤務時間とは限りません。

しかし、大半のパブリッククラウドは、メールベースの24時間受付とベストエフォートな回答がほとんどです。

しかし、vCloud Airは、電話サポート24時間受け付けており、連絡先も公開されています。

開通でトラブルケースもパブリッククラウドの場合、まれにありますがこういった時、連絡先がわからず、連絡するまでに時間を要するケースもありますが、vCloud Airは、すぐに保守サポートと会話ができるというのは大きなポイントです。

vCloud Airの日本サポートはこちらから確認できます。
https://www.vmware.com/support/contacts/japan.html

ワールドワイドで連絡先が出ているパブリッククラウドは、珍しいことですが、ユーザーにとっては大変ありがたい話しです。

強固な基盤と、困ったときにサポート連絡ができるのは、vCloud Airの良さと行っていいと思います。


Hybrid Cloud Managerで仮想マシンの移行がさらに便利に

Hybrid Cloud Managerでできることを前回おさらいしましたが、vCloud Connector時代からの優位性であった、オンプレvSphere上の仮想マシンを、vCloud Air上に簡単に持って行くことができるという、この便利な機能。

vCloud Connector自信は、仮想マシンを裏でOVF化し、vCloud DirectorにそのOVFを転送するという仕様でした。(ということは、仮想マシンの停止をしないと、vCloud Connector経由で仮想マシンを持って行けなかったという仕様になります)

この仕様は、Hybrid Cloud Managerの登場により大きく変わるようです。


Hybrid Cloud Managerの仮想マシンマイグレーションの画面を見ると、移行手法が
  • vMotion based migration
  • Replication based migration
とあります。

つまり、OVFでの転送ではなくなり、vMotionによる移行(こちらはかなり話題になりましたが、現行リリースのHybrid Cloud Managerでは利用できません)と転送効率のよい、 vSphere Replicationベースが選択可能です。このvSphere Replicationベースは、仮想マシンがパワーオン状態であってもレプリケートが可能ですし、最終的にvCloud Air上で仮想マシンを稼働する際に、仮想マシンの停止時間を最小限に抑えることができます。これは、他のクラウドサービスでは、実現できない手法です。(他社クラウドサービスはあくまでもオンプレの仮想マシンファイルを変換して、ファイルとして転送することしかできません)

さらに、仮想マシンの移行をスケジューリングする機能もあります。

開発用とでvCloud Air上で稼働していた仮想マシンを、本番環境で利用するため夜間に、vCloud AirからオンプレのvSphereに持ち帰るときも、タイマー設定が可能ですから、残業して夜間にオペレーションをすると行ったことは不要になります。

ただ、仮想マシンをマイグレーションすることは、何かしの方法で他のパブリッククラウドでも可能になってきておりますが、"効率よく"仮想マシンをパブリッククラウドに持って行ける(または、オンプレへの持ち帰り)のは、vCloud Airだけということは、押さえておきたいことですね。








Hybrid Cloud Managerでできることと何が必要か?

Hybrid Cloud Managerがリリースされてだいぶ日がたちましたが、vCloud Air側の環境がDedicatedでないと動作しないことや、Air側にもManager用の実装をお願いしたいと行けないなどの諸条件が有り、そう簡単に検証ができない事実がわかりました。

簡単に使えないのは残念ですが、まずは、Hybrid Cloud Managerで何ができるのかをしっかりと押さえておく必要があります。

  • オンプレ仮想マシンを仮想マシンのvCloud Airへの移動またその逆
  • ネットワークの延伸(L2延伸)
単純に言えば、できることはこれだけです。(将来、仮想マシンの管理もできるという話しですが、今のところその機能は実装されていないようです)

では、展開されるアプライアンスを把握したいと思います。


こちらを見るとわかりますが、
  • Hybrid Cloud Gateway
  • WAN Optimization Service
  • Network Extemsion Service
  • Cloud vMotion ( Comming soon)
とあります。まだ利用ができないCloud vMotionもメニューとしては存在しますが、ボタンが押せなくなっています。(これかひょっとすると隠しパラメーターがあったりすのかな?)

Hybrid Cloud Gatewayは、オンプレのvCenterとvCloud Airをつないで管理を行う仮想マシンのようです。(この役割は、Hybrid Cloud Managerアプライアンスではないようです)

WAN Optimization Serviceは、WAN最適化を行うアプライアンスとのことです。
Network Extemsion Service(アプライアンス名称はLayer 2 Concentrator)は、L2延伸を行うために必要です。

ネットワーク延伸やWAN最適化を行わない場合は、その2つのアプライアンスは不要ですが、Hybrid Cloud Gatewayは、Hybrid Cloud Managerを利用する上で必須のアプライアンスとなります。

それぞれのVA要件を見ておきましょう。

VMvCPUsRAMDescription
Hybrid Cloud Manager412GBWAN Optimizer (optional)
Hybrid Cloud Gateway22GBThe Hybrid Cloud Gateway (HCG) maintains a secure channel between a vCenter and a vCloud Air Dedicated Cloud. The channel secures access for vSphere protocols that are not tenant-aware, and provides intelligent routing capabilities to avoid networking "middle mile" problems.
Layer 2 Concentrator (optional)1512MBThe Network Extension Service extends a Layer 2 (L2) network extension from a vCenter with a vSphere Distributed Switch (vDS) to a Dedicated Cloud.
WAN Optimizer (optional)814GBThe WAN optimizer, if installed, communicates only with the Hybrid Cloud Gateway. It uses software-defined WAN optimization techniques such as data deduplication and line conditioning to improve the performance for any workload passing through the Hybrid Cloud Gateway.

見ていると、WAN最適化は、vCPU8コア、14GBメモリーが必要と言うことで、かなりのスペックを要します。またHybrid Cloud Manager自信も、12GBのメモリーが必要と言うことで、管理系の仮想マシンだけでかなりのリソースを必要とすることは、あらかじめ押さえておく必要があります。(リソースは、オンプレ側に必要になることを忘れないようにしておきましょう)


では、最後に通信アーキテクチャーも確認しておきましょう。

(参考)vCloud® Air Hybrid Cloud Manager™ Installation and Administration Guide
P5参照

この図を見る限り、オンプレに展開された、L2Extention Cloud(Layer 2 Concentrator VA)、WAN最適化VA(WAN Optimizer)、Hybrid Cloud Gatewayがそれぞれオンプレに展開されて、vCloud Airは、DRサービスのvSphere Replicationと同じように、あらかじめvCloud Air上に展開されていることが前提(自分で展開するのではなく、VMware社によって展開されるバックエンドのVA)でそのVA同士がIPSECトンネル上で通信をするようです。

こうなると、L2延伸はNSXで実装されている、SSL-VPNではなく、IPSEC上で行われることになりそうですね。

この理屈から行くと、Hybrid Cloud GatewayがIPSECトンネルをはり、WAN最適化は、Hybrid Cloud Gatewayと付随して稼働することようです。

詳しくは、Hybrid Cloud Magaerのマニュアルを参考にするとわかりやすく記載されています。

vCloud® Air Hybrid Cloud Manager™ Installation and Administration Guide





2015年10月7日水曜日

Hybrid Cloud Managerは、VPC/VPC Ondemandには、残念ながらまだ未対応のようです

さて、先日お伝えしたHybrid Cloud Managerですが、肝心のvCloud Airの契約情報を入れるところで、VPCやVPC Ondemandの情報を入れようとすると、はねられてしまいます。
どうやら、現行はDedicated Cloudのみの対応になっている模様です。

さて、この登録の仕方にも癖があります。

まずは、登録画面まで。
Hybrid Cloud Managerのプラグインが正しく登録されると、メニューにアイコンが表示されます。

vSphere Web Clientを起動すると、Hybrid Cloud Managerのアイコンが表示されます。
(Hybrid Cloud Managerの有無にかかわらず、標準でアイコンが表示されますが、こちらはvCloud Airの案内と登録画面へのガイダンスしかありません)
アイコンは、旧VCHS Pluginと同じアイコンが、Hybrid Cloud Managerのアイコンとなります。

Hybrid Cloud Mangaerの画面から、登録を行います。


vCloud Airの契約情報登録画面が表示されます。
登録に必要な情報と注意点は以下の通りです。


Org URLの場所は、
このvCloud Director API URLになります。

登録時のポイントは、
「Org Name」の箇所は、必ずVDCの名称と同じものを入れます。
(自分管理用の名前を入れると登録できません)

「UserName」は、ログインに利用するメールアドレス「xyz@example.com」の後ろに@をつけて、VDC名をつけることです。(xyz@example.com@VDC01)

「Org URL」は、上記の通り、vCloud Director API URLを取得し張り付けることで登録が完了します。

少々ややこしいので、こちらは注意事項として押さえておくべきポイントでした。

ちなみにDadecated Cloudは、価格も高いのでそんなにユーザーさんがいないのが現状でしょうから、Hybrid Cloud Managerの恩恵を受けられるユーザーはまだ少ないと思います。
早く、VPCやVPC Ondemandの対応を期待したいところです。



2015年10月3日土曜日

Hybrid Cloud Manager がついにダウンロード可能に!

VMWorld 2015の目玉でといってもよかった、vCloud Airのアップデートの数々。
その中で出てきた「Hybrid Cloud Manager」のリリース。

9月より提供開始と言われていましたが、vCloud Airの契約があってもMyVMwareの一覧には出てこず、入手方法が不明と言われていましたが、ついにダウンロード先が公開されました。

ダウンロードリンク先は、こちらとなります。
https://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/hybrid-cloud-manager


こちらからダウンロードが可能なのですが、あらかじめMyVMwareにログインしておかないと、ログイン画面に飛ばされた後普通のMyVMwareトップページに進んでしまいますので、注意してください。


リリースノートもしっかりありますので、こちらで事前確認が必要ですね。


◆My VMware Hybrid Cloud Manager ページ(要My VMware ログイン済みであること)
https://my.vmware.com/en/group/vmware/details?downloadGroup=HCM100&productId=343




早速リリースノートの重要事項を見てみましょう。

まずは、既知の問題点です。

・Hybrid Cloud Service virtual appliances (Cloud Gateway, L2 Concentrator, WAN optimization) should not be removed while services are running.

Hybrid Cloud Managerから展開される各バーチャルアプライアンスを手動でインベントリから消すとおかしくなりますという話しですね。これはまあ、わからなくは無い話しです。

・The Hybrid Cloud Manager web server component might fail to initialize on appliance bootup.

Httpdサービスが、アプライアンス起動時うまく起動できないことがあるようですね。
ワークアラウンドは、

/usr/local/bin/sudo /etc/rc.d/init.d/ApacheHttpd stop

/usr/local/bin/sudo /etc/rc.d/init.d/ApacheHttpd start
で、Apacheの再起動です。
なんと、古典的ではありますが...。



あとは、考慮点ですね。

Scheduled Switchover task appears to be stuck at 80% and switchover is not initiated at the expected time.

When a client browser is running in a time zone which is behind UTC, a switchover scheduled for the current day of the week might be delayed one week.

UTCよりも時間が先のエリアを選択されていた場合、タスクが80%で停止し、週間以上タスクが遅れて実行されるようです。
これは、日本では結構イタい仕様ですね。あらかじめ、UTCで設定しておき、スケジュールは9時間遅れで指定するのがベストプラクティスでしょう。



MAC address is always retained for a VM migrated from vCloud Air to vSphere.

これは、お約束です。MACアドレスはマイグレーション時には引き継がれますという話しです。



The VM power state is incorrectly listed in the reverse migration wizard.

逆方向マイグレーションとありますので、vCloud Airからオンプレにマイグレーションする際に、仮想マシンのパワー状態が誤って表示されるようです。これはバグのような気がしますね。 ソリューションは、あらかじめ仮想マシンのパワー状態を確認しましょうとのことで、こちらも古典的な対応となります。


The migration wizard occasionally displays negative values for the Available vDC resources (CPU / RAM).

これもバグの要素が高いですが、リソースでマイナスの値が表示されるのは無視してくださいというソリューションです。


On VMs with multiple vNICs, only the first vNIC attaches to the designated network. The remaining vNICs arbitrarily connect to other networks.

マルチNICな仮想マシンを移行するときは、延伸されたネットワーク以外のネットワークを移行時に選択することができません。そのため、移行後にvCloud Air上で割り当てたいネットワークを手動で設定する必要があります。


Migration of VM fails when VM name contains special characters.

これもお約束ですね。仮想マシン名に「~`!@#$%^&*()+={[}]|\:;"'<,>.?/」な文字が入っている場合、移行に失敗するとのことです。


機能が限定されていることも有り、現行ではそこまで運用上考慮する点はなさそうですね。
vCloud Airをお使いのユーザーさん、またこれからvCloud Airを使うことを検討されている方は、是非、Hybrid Cloud Managerも導入してみましょう。







2015年9月23日水曜日

クラウド時代のライセンスを考えてみる(その2・Oracle編)

以前に、マイクロソフト系のソフトウェアライセンス体系について、クラウド上で必要なライセンスを見てみました。

では、MSと同じように基幹システムで利用しているOracleに関して、今回は見てみたいと思います。

実は、Oracle製品をvCloud Airで動作させるためには、DedicatedCloud、すなわち契約者占有型のクラウド環境でしか動作が認められていません。VPC、つまり共有型のクラウドでは、システム上は問題なく動作しますが、ライセンス的に稼働が認められていないことになります。

これは、vCloud Airだけに課された課題ではなく、一般的なクラウドサービスにおいてもライセンス上動作不可能なパブリッククラウドがあります。

これは、Oracleのライセンス体系が、物理ハードウェアに紐付いたライセンスに基づくためです。

vCloud Airの場合、Dedicated Cloudは、CPUやメモリーなどの各リソースは、顧客専用に割り当たっているため、その物理スペックに応じたライセンスを購入すれば、利用可能です。

一方、Virtual Private Cloud、つまり共有型の場合、vCloud Airは、HAの技術でどこかのノードにフェールオーバーする可能性があることと、メンテナンスやDRSによる負荷分散のためvMotionする可能性もあるので、Oracleがインストールされている仮想マシンが動作する可能性があるハードウェアのリソースすべての分のライセンスを購入する必要があります。

これは、オンプレミス環境でOracleを構築する際にも適用されます。
たとえば、2Way(2つのCPUを搭載したIAサーバー)を20台でvSphereでHA構成を組んでいた場合、ライセンスとしては、

CPUライセンスの場合
 2CPU × 20台 = 40vCPU

NUPライセンスの場合(たとえば10NUP手配の場合)
 10NUP(人数) × 20台 = 200NUP

の手配が必要となります。

仮想化におけるOracleのライセンスポリシーはこちらで確認できます。
https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2673/session/L3RpbWUvMTQ0Mjk4MDI5MC9zaWQvdjlBTnk5eG0%3D


OracleVMだったら、仮想マシンのライセンスだけでよかったはずですよねと思われている方もいるかもしれませんが、それはOracleVMが出た当初の話しで、現在は、ハイパーバイザー型の仮想化環境上で動作させる場合、その種類に関係なく同じライセンスの方式が適用されます。

こう考えるとOracleは、仮想化環境で動作させるには非常にハードルの高い製品となります。

ちなみに、AWSやAzureは、Oracleが使えるのはなぜ?と思われるかもしれませんが、これは、Amazon社やMicrosoft社が、Oracle社と個別契約を行い、あらかじめ多額のライセンス料をOracleに支払った上で利用可能となっているそうです。

vCloud AirのVPCでも、Oracle製品が利用可能になってほしいものですが、Oralce自信のライセンス体系が、クラウドファースト時代にちょっと合っていないレガシーな考え方ですので、こちらも見直してほしいものです。





2015年9月12日土曜日

さらなる進化をするvCloud Air(4) ただのIaaSだけじゃない、vCloud Air SQL誕生

vCloud Airは、ただのIaaS基盤との認識がまだぬぐえませんが、PaaSエリアもどんどんとラインナップが広まっています。

前回は、Googleとのアライアンスによるストレージを中心としたサービスを紹介しましたが、ストレージと人気を二分するサービスのもう一つが「リレーショナルデーターベースサービス」です。

こちらもついに出ました!

vCloud Air SQL

です。

AWSでいうところのRDSのようなサービスとなり、vCloud AirのVPCで利用する仮想マシンから、vCloud Air SQLで提供するRDBMSにアクセスするとが可能となります。

従来は、仮想マシンにSQL Serverをインストールして仮想マシンとしてDBサーバーを構築する必要がありましたがライセンス的にも割安とは限りませんし、仮想マシンのメンテナンスはユーザーサイドになってしまいます。

しかし、vCloud Air SQLを利用すれば、DBを利用するだけでメンテナンスを考える必要がありません。

SaaSやASPでアプリケーションを提供しているシステム開発会社さんの基盤としても、vCloud Airはベストマッチな基盤になってきた感じがしますね。




さらなる進化をするvCloud Air(3) 待ちに待った、オブジェクトストレージもリリース

AWSに比べてどうしてもvCloud Airが見劣りしてしまっていた機能の一つがObject Storageの存在でした。やはりAWSの「S3」のように、安い、それなりにいろいろできる(たとえば静的WEbページのWEBサーバー等々)、けど遅いという、特徴的なストレージで、クラウドという第一歩を踏み出すユーザーの選択肢として最も多い、ファイルバックアップというエリアにこのS3がマッチするケースが多く、vCloud AirのIaaSだけではどうしてもカバーできないエリアでした。

しかし、GoogleとのアライアンスをGoogle Cloud StorageサービスがOEM提供されるようです。
また、VMwareの親会社であるEMCから発売されている「Viper」ベースのオブジェクトストレージのサービスも発表される模様です。

そのほかにも、Googleより
  • Google Big Query
  • Google Cloud DNS
  • Google Cloud Database
も提供予定のようです。

これでPaaSエリアもvCloud Airで対応可能になりますね。




さらなる進化をするvCloud Air(2) 夢のCloss Cloud vMotion !

vCloud Airに関するアップデートで最も大きかったのはずばり

Closs Cloud vMotion

だと思います。

VMwareは、ハイブリッドクラウドを提唱していますが、さらにシームレスなオンプレとクラウドの融合を目指し、ユニファイドハイブリッドクラウドと呼称を変更しました。

それにふさわしい機能がこのCloss Cloud vMotionになると思います。

なんと、オンプレにある仮想マシンをそのままvMotionで、vCloud Airに持って行けるという、今まで実現不可能だと思われていましたが、できればものすごい夢のような機能です。

まだ、Project Skyscraperというプロジェクトで現在進められており、TechPreviewという段階ではありますが、
  • Long Distance vMotion
  • Closs vCenter vMotion
  • NSXによるL2VPN
の3つの機能を利用すれば、確かに実現不可能ではない話になります。
要は、役者は揃った状態ですね。

Long Distance vMotionは、速度遅延150msec以内が要件とありますので、おそらく同じ仕様が要求されると想定されます。
150msecであれば、日本国内どこからでも、日本リージョンのvCloud Airサービスであれば、問題ない範囲だと思います。

期待度が高い機能ですが、リリースはもう少し待つ必要があるようです。




さらなる進化をするvCloud Air(1) ついにOndemand型 DRサービス開始予定へ!

VM World 2015も無事開催を終えたようですが、今回のVMWorldでは、かなり多くの製品アップデートやプロジェクトの発表がありました。
気になったアップデート情報について記載をしていきたいと思います。

特に
VMWorldでも大きなアップデートが大きかったのは、クラウド系だと思います。

さてその1つめに紹介したいのは

Disaster Recovery OnDemand

です。

VMwareのホームページによると
ヴイエムウェアは、VMware vCloud Air Disaster Recoveryに従量課金制の料金モデルを追加しました。このモデルでは、保護対象となる各仮想マシン(VM)の定額使用料に加え、このVMが消費するストレージ量の利用分が課金されます。DRテストの実行時やDR発生時には、稼働するVMが消費するコンピューティング リソースのみが課金されます。
(参考)http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/vmw-unified-hybrid-090115.html

と記載があります。

今まではサブスクリプション型で月額固定であったため、中小企業で1台のサーバーをDRで保護したいといった場合に多少オーバースペックになるケースもありましたが、こちらを利用すれば、使った分だけの費用となるため、小規模ユーザーでも手軽にDR環境を手に入れることができます。

金額体系等はまだ出ておりませんが、vCloud Airを使うことでDRを簡単に構築できるというメリットがよりいっそう高まることは間違いなさそうです。
ちなみにリリース予定は2015年10月~12月の間のようです。




Disaster Recovery OnDemand

2015年7月11日土曜日

ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの時代に向けて (vRealize Air シリーズ)

IaaSサービスがはじまりまもなく10年近くたちます。

仮想化技術の進化により集約率が高まったことから、AWSなどの大手のクラウドプロバイダーと、自治体のクラウド化推進により、地域SIerが自社で構築したIaaS、そして、vCloud AirやMicrosoft Azureのような、大手ベンダーのパブリッククラウドのリリースなど、現代はたくさんのクラウドサービスが展開されています。

当初行政のクラウドサービス推進の波に乗り、地域SIerは自社でクラウド基盤(仮想化基盤)を構築・運用を始めたところが多いですが、クラウドサービスといっても裏で動いている基盤は、ハードウェアであったり物理的なネットワークで有り「オンプレ」に変わりは無く、利用者からは、クラウドサービスとして入り用が可能ですが、運用業者はハードウェアの保守と5年おきのリプレースの事を考えなければならず、規模が大きくなると、保守とリプレースといった維持に頭を悩ますという話を聞いています。そのため、最近では地元SIerがクラウドサービスをやめたくても、顧客が居るためやめることができず、パブリッククラウドを自社のサービスにリブランド化して販売するケースを模索している話しもよく耳にします。

一方、AWSやMicrosoft Azureは、その独自性によるメリットはありますが、この機能を中心に構成・構築をすると、もうそのクラウド環境しか利用することができず、オンプレに戻すことも、他のクラウドサービスに引っ越すことも難しくなってしまいます。

これが、クラウドロックインです。

vCloud Airは、すでにあるvSphereと同じ基盤のため、オンプレの仮想マシンをクラウドに持って行くことも、逆にセキュリティやパフォーマンスの観点からオンプレに戻すことも可能です。

しかし、AWSの便利なPaaS機能を利用しつつ、vCloud Airの堅牢な基盤を利用し、クラウドサービスを複数使って、各社のパブリッククラウドの”適材適所”な特徴を利用した、「マルチクラウド」な時代がすぐそこに来ている(求められる)時代になると思います。

VMwareでは、こんなマルチクラウドを推進するための製品が計画されています。
それは、

  • VMware vRealize Air Automation (vRAA)
  • VMware vRealize Air Compliance (vRAC)
 です。

特徴は、いずれもライセンス製品ではなく、「SaaS」として提供される点です。

詳しい製品概要は未だ出ていませんが、およそ、vRAAは、vCenter Automation Center (vCAC)のSaaS専用版になるのではないかと思います。
vRACは、およそvRealize Operations Manager(vROps)の、SaaS版になるのではないかとも思います。(vRACは、デモ画面を簡単に見る限り、専用の画面が作り込まれていたような感じがします)



ベータ版もリリースされていますので、興味がある方は是非お試しください。
http://www.vmware.com/jp/cloud-services/management/