Hirozon Viewは、すでにシンクライアントの定番としてかなりのシェアを持っていることはご存じの通りです。
HorizonViewは、ただのシンクライアントミドルウェアだったのですが、ThinAppやAppVolume、Workspace Portalなど様々な脇を固めるソフトが出てきて、1つのクライアントPCにおけるソリューションとなっています。
そんな機能豊富なHorizonの中で、なにげに凄いと思っているのですがあまり話題に上がってこないのが、Horizon View HTML Accessを紹介します。
こいつは、単純にHorizon Client いらずで、ブラウザーを使ってシンクライアントにアクセスする機能を持っています。
なにげに凄くて便利なのですが、あまりインターネット上に情報がないんですよね。
インストールは簡単です。
まずは、View Connection Serverに「Horizon View HTML Access Web Portal Installer」をインストールするだけ。
使うにはどうすればいいかというと
- コネクションサーバーにブラウザーで接続します。
VMware Horizon HTML Accessをクリックします。 - ログイン画面が表示されますので、ADのアカウントを入れログインします。
- 利用できるデスクトップが表示されるので、使いたいデスクトップアイコンをクリックします。
- デスクトップ接続が完了しました。
てな具合です。Securityサーバーとセットで運用すれば、VPNもHorizon Clientも不要でシンクラ接続が可能です。 しかもブラウザを介してちゃんと音も出るんですよ!
ただし、欠点もあります。
- RDS(旧ターミナルサービス)を利用したアプリケーション仮想化とRDS経由(いわゆるCBS)のシンクライアントの非対応
- ブラウザーをある程度選ぶ(HTML5対応が当然ながら前提)
- Ctrl+Alt+Deleteは、ブラウザの上に出るボタンから出ないと押せない。(まああたりまえか)
- キーボードで一部入力できない文字がある。(たぶん101キーとして認識されているから?)
(ブラウザーを介すると101キーとしてコマンドが送られるが、仮想マシンが109キーボード前提でいると考えられます)
制限はあるものの、システム管理者の休日対応用コンソールなんかには結構おすすめです。
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