今回は、「ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low」のタグを仮想マシンに付与したいと思います。
先ほど、Postmanで取得したXMLをみて、<objectId>の部分を確認し、事前に控えておきましょう。
タグの名称は<name> で確認できます。
今回の場合は、「securitytag-2」が、「ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low」のIDとなります。
続いて仮想マシンのIDですが、こちらはNSXのAPIから取得することはできません。
こちらは、PowerCLIで取得します。
今回は、「CL-WIN81-2」という仮想マシンにタグをつけたいと思います。
PowerCLIのインストールは、 こちらに簡単ですが紹介しております
(参考)
http://infratraining.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html
PowertCLIをインストールし、起動後、まずはvCenterにまずは、接続します。
Connect-VIServer -Server 「vCSのIP」 -User 「vCSのアカウント」 -Password vCSのパスワード
次に、仮想マシンの情報を取得します。
get-vmguest 仮想マシン名(今回はCL-WIN81-2) | select *
出てきた仮想マシンの詳細情報で「VmId」という項目があります。
ここの「VirtualMachine-vm-61」の「vm-61」がIDとなりますのでこれを控えておきます。
これで準備はできました。
まずは、控えた情報を整理しておきましょう。
付与するセキュリティタグ名称 | ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low |
付与するセキュリティタグID | securitytag-2 |
付与される仮想マシン名 | CL-WIN81-1 |
付与される仮想マシンID | vm-61 |
NSX APIガイドの112ページを確認してみましょう。
「Apply Tag to Virtual Machine」の項が、仮想マシンにセキュリティタグを付与する為のAPIコール用のURLが記載されています。
APIは、
https://NSXManagerのIP/api/2.0/services/securitytags/tag/TagのID/vm/VMのID
のURLでコールします。今回は上記で控えた情報を元に
https://NSXManagerのIP/api/2.0/services/securitytags/tag/securitytag-2/vm/vm-61
というURLが、APIをコールするためのURLになります。では、早速Postmanに入れてみましょう。
メソッドが前回は「GET」でしたが、タグを付与する場合は「PUT」になりますので、注意してください。
必要なパラメーターを入力後、Sendをクリックしてみましょう。
今度は、セキュリティグ情報を取得したときのようにXMLの情報は帰ってきませんが、STATUSが200になっていれば、メソッドは成功しています。
XMLのデーターが出てきている場合は、ステータスコードが200以外で何らかのエラー内容がXMLで出力されていると思います。
では、これでvSphere Web Clientの画面から、仮想マシンにタグが付与されたかを見てみたいと思います。
きちんと、「ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low」のところに、仮想マシンが「1」と表示されています。
仮想マシン数の「1」 をクリックすると今回、タグを付与した「CL-WIN81-1」が存在していることが確認できます。
わずかこれだけで、仮想マシンのセキュリティタグ付与ができました。
今回は、Chromeのアプリケーションを利用しましたが、REST APIは、URLベースで簡単にやり取りをすることができるため非常に簡単です。
既存の資産管理アプリケーションやウイルス対策ソフトウェアと連携することで、簡単に既存のソフトウェアがNSXのセキュリティタグ連携ができるようになるのは、大変魅力的だと思います。
NSXのセキュリティは、高価なソリューションとの連携も魅力的ですが、お手製ツールでも簡単に高度なセキュリティを得ることができます。
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