2015年12月4日金曜日

vCloud Air(vCloud Director)にISOをovftoolを使ってアップロードする方法

今までは、vCloud Directorから、ISOファイルのアップロードが可能でしたが、最近のブラウザーにおけるセキュリティ強化で、 ISOアップロード機能が、Webブラウザーからできなくなっています。


メッセージには、代わりにOVFツールを使うように指示が出ています。




OVFツールのダウンロード先
https://www.vmware.com/support/developer/ovf/



ダウンロードに際し、MyVMwareにログインします。
(vCloud Airを登録した際のMyVMwareアカウントで構いません)



自分のOSに適合したものをダウンロードして、インストールします。


 インストールはウィザードに沿って進めば特に迷うところはありません。

では、実際の使い方ですが、これが結構面倒なので、ポイントをご紹介します。

 ISOファイルのPUT方法
ovftool --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false" "アップロードしたいISOファイルの場所" "vcloud://vCloud Airのログインユーザー名:vCloud Airのパスワード@vCloud Director HostName ?org=Org_VDC&media=Media名&catalog=Catalog名"

 となっています。

 では、実際のパラメーターを以下のようにして当てはめてみましょう
ovftoolsのインストール先:
 C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool
アップロードしたいISOファイルの場所:
 C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso
vCloud Airのログインユーザー名
 vcloudair@example.com
vCloud Airのパスワード
 vcloudairPassword#1234
vCloud Director HostName ※1
 jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com
Org_VDC ※2
 910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99
Catalog名 ※3
  MyOS
Media名
  CentOS7

※1と2はこちらから参照

※3はこちらから参照




この※1~3に関しては、実環境によって異なります。

では、こちらの確認方法をご紹介します。 これを基に当てはめると、以下のようになります。

"C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool\ovftool" --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false" "C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso" "vcloud://vcloudair@example.com:vcloudairPassword#1234!@jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com?org=910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99&media=CentOS7&catalog=MyOS"

実際にコマンドを実行すると、ステータスが表示されます。


GUIでできれば便利なのですが、しばらく間はCLIで頑張るしかなさそうです。
でも、手順がわかれば難しくはありません。
ISOにかかわらず、OVFを転送する際もこちらのコマンドで対応可能です。

vCloud Airは、ISOやOVFがアップロードできるのも特徴ですので、是非こちらをご活用ください。






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