日本国内価格表よりSE/SEOneの記載削除 | 2016年1月30日(土) |
オラクル発注締め切り(受注終了) | 2016年2月29日(月) |
と、リリースされています。
要するに、販売(注文受付終了)が、2016年2月末になるということですね。
さて、問い合わせをいただいたQAをご紹介したいと思います。
Q.今のうちに、SE/SE Oneを購入して、保守契約をして12.1.0.2を利用したいのですが
A.Oracle SE/SE Oneは、12.1.0.1までしか利用する事ができません。12.1.0.2を利用するためには、SE2へのマイグレーションが必須です。
Q.11gを利用したいから、今のうちにSE/SE Oneを購入したいと思います。
A.SE2のライセンス体型でもあっても、ダウングレードで11gや10gなどの前バージョンのOracleを利用する事が可能です。
ただし、ライセンス体型はSE2に準拠する必要がありますので、クラスターの場合
最大2CPUまでになることに注意が必要です。
さて、ライセンス(というか購入金額)ということから考えると今のうちに
SE/SE One買っておいたほうがお得という感がありますが、
製品のライフタイムサポートを見てみると、SE/SE Oneにおけるプレミアサポートは
2016年8月で終了する事が掲載されています。
つまり、それ以降に関しては、限定サポートになってしまいます。
SE2であれば、2018年7月までがサポートとなっており、SE/SE Oneユーザーは
SE2へのマイグレーションをしない限り、今後の新OSのサポートやパッチは基本
提供されない事を念頭に置いておく必要があります。
購入別パターン
- 11g/10gでシステムを稼働させたい。また、RACで4CPUでの構成で構築を行いたい。Oracleに関しては今後OSを含めてバージョンアップする事を考えていない
2016年3月以降でこのような構成を組みたい場合は、Enterprise Edition(EE)の
購入が必須となります。
- SE/SE Oneのライセンスで、12c+Windows Server 2012 R2の環境を構築したい。
12.1.0.1は、Windows Server 2012 R2は非対応です。
11gR2での利用を行うか、12cを利用したい場合は、SE2の購入を行い、
12.1.0.2以降を利用する必要があります。
Q.11gの利用で、5NUPで小規模なシステムの利用を検討している。
→11gで今後一切パッチの適用やOSのアップグレードを予定しておらず今すぐ予算があるのであれば、SE Oneの購入がお勧めです。
2016年3月以降は、SE2での手配となるため、最低購入数が10NUPとなるため
5NUPしか必要がない環境であっても、10NUPの手配が必須となります。
SE/SE Oneを購入できるうちに購入するのも手ですが、今後の保守やバージョンアップを考えると結果SE2への移行は必須です。この点はよく考えておく必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿