今回の変更点は、
- CVE-2015-7547(glibcの)セキュリティパッチが適用
- NSX EdgeのDHCPドメイン名の構成上の制約の変更。
(ドットやハイフンなどの文字が入ったドメイン名称を指定できるようになりました。)
詳細は、VMware KB 2144097を参照。 - より優れたユーザーエクスペリエンスのためDFW UIの機能強化。
特にに3つめの分散ファイアーウォールのUI変更というのは実に気になります。
併せて、バグ修正が行われております。
- netcpaソケットが閉じられ、VMがVNIsを介して通信するために失敗する。
- DFWルール/ IPリストの更新が原因で、NSX Managerでタスクフレームワークリソース制限のためにスケジュール(配信)することができませんでした。
- トラフィックがESGのHAフェイルオーバー後に50秒間中断される。
NSX ESGは、HA NSXのエッジノード間のスタティックルートを同期させるために失敗したときに、この問題が発生しました。
- ESGロードバランサIP_HASHヘルスチェック発行選択したバックエンドサーバの重みが0に等しい場合、ソースIPハッシュアルゴリズムを使用している場合、「サービスを使用できません」というエラーメッセージが表示される。ヘルスチェックで有効なバックエンドサーバがある場合でも、このメッセージが表示される。
- NSX NetXで、パートナーデバイスにトラフィックをリダイレクトするためにルールを追加することはできない問題を修正。
- DFWなしNSX NetXをを使用しするとDVFilterでエラーが発生しました。
詳細は、VMwareナレッジベース KB:2144018を参照。
- NSX 6.2.1で、NSX Managerを追加しても、vDS(分散スイッチ)のライセンスが有効にならない問題を修正。
詳細については、VMwareナレッジベース KB:2143397を参照。
- DHCPユニキャストパケットがDHCPリレーが有効になっている場合、実際の受信LIFは、DHCPリレーが有効にならない。
LIFのIPにアドレス指定されている場合はESXiホストはPSODになる。
詳細は、VMwareナレッジベース KB:2144314を参照。
- VXLANハイブリッドモードでは、コントローラの断線が間違ってマルチキャストモードにフォールバックトリガされる。
詳細は、VMwareナレッジベース KB:2144457を参照。
- 分散ファイアーウォールで、ルールーが表示されないことがある。
詳細は、VMwareナレッジベース KB:2141155を参照。
とかなりバグフィックスされています。
とくに、昨年の3月ぐらいに、NSX for vSphere購入者は、vSphereのエディションに関わずvDS(分散スイッチ)が利用可能になったというメリットがあったのですが、この機能がNSX for vSphere 6.2.1のバグでvDS有効にならないという症状は私自身も体験したのですが、なかなか厳しいバグでしたね。vDSが使えないと、NSX for vSphereのほとんどの機能が利用できませんので...。
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