ISOからアップデートすることも可能ですが、KVM等が接続されていないデーターセンターなどでは、ISOからのアップデートは面倒かと思います。
メインバージョンのアップデート出ない場合は、ESXiは、vibファイルによるアップデートが可能です。
いわゆるパッチの適用と同じ手法となります。
まずは、パッチの入手先ですが、
https://my.vmware.com/group/vmware/patch#search
から、VIBファイルとして入手が可能です。
ダウンロードしたZIPファイルは、ESXiから参照できるのデーターストアーにアップロードしましょう。
あとは、PowerCLIを使ってアップデートをする方法が一応正規なやり方ですが、それだけのためにPowerCLIをインストールするもの面倒な場合は、ESXiのSSHを有効にすることでパッチ適用が可能です。
SSHサービスの状態を確認します。
必要に応じて、サービスを起動します。
これでSSHで接続できる準備ができました。
早速TeraTermを使って接続をしてみましょう。
接続できると、シェルが表示されます。
早速、アップデートしたファイルを確認してみます。
DataStoreは、「/vmfs/volumes/(DataStore名)」にあります。
cd /vmfs/volumes/(DataStore名)
で、lsコマンドでファイルがあることを確認します。ではでは、早速アップデートを実行してみましょう。
通常のアップデートは、以下のコマンドで行います。
esxcli software vib update -d アップデートファイルのフルパス
で、OKなのですが、なにやらエラーが表示されました。
[DependencyError]
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan >= 6.0.0-2.34, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan << 6.0.0-2.35, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.
Please refer to the log file for more details.
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan >= 6.0.0-2.34, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.
VIB VMware_bootbank_esx-base_6.0.0-2.34.3620759 requires vsan << 6.0.0-2.35, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile.
Please refer to the log file for more details.
調べてみるとKBが出ています。
VMware Virtual SAN (VSAN) VIB dependencies introduced in ESXi 6.0 Update 2 onwards (2144595)
どうやら、プロファイル情報をアップデートしないと駄目なようですね。
ということで、ESXi6.0 Update2を適用するときは、
esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/(DataStore名)/update-from-esxi6.0-6.0_update02.zip -p ESXi-6.0.0-20160302001-standard
アップデートはそれなりに時間がかかります。アップデートが終了したら、とくにSuccessなどのメッセージは出ず、アップデートされた一覧がずらっと表示されます。
これでOKです。
あとは、ESXiを再起動すれば作業は完了です。
ESXiホストの再起動後、vSphere Clientから接続してバージョンを確認しておきましょう。
きちんとビルド番号が上がっていればOKです。
0 件のコメント:
コメントを投稿