vCenter Serverでクローンを簡単に作成することはできますが、いかんせん、ストレージに負荷がかかります、ディスクの容量も食ってしまいます。
Horizon View自体には、リンククローンでスナップショットベースの差分ディスクでの仮想マシン構成が可能です。
本番環境でこれを使うのはおすすめできませんが、一時的な検証環境であれば、リンククローンベースでも十分だと思うのですが、そのためにHorizon Viewを構築すると鶏が先か卵が先かという論理になってしまいます。まあ、そもそもサーバーの展開ツールではないので使い方間違っている感がありますね。
そこで、調べているとどうやらPowerShell(PowerCLI)を利用することで、vCenter Serverだけでリンククローンの仮想マシンを構築可能なようです。
これを使えば、FreeBSDやCentOSなどのHorizon View Managerが対応していない仮想マシンもリンククローンが作成できて便利です。
まずは、PowerCLIをインストールします。
しかし、PowerCLIのダウンロード場所は実にわかりにくいです。
MyVMwareから、vSphereの項に行き、vCenter Serverの項に行き、さらにドライバーとツールタブを開き、
「Automation Tools and SDKs」からダウンロードできます。
スクリプトは以下の通りです。
#↓マスター(ゴールド)イメージとなる仮想マシン名
$sOriginVM="Win7x86-Master" #↓配置したいDataStoreを記載 $oHaichiDataStore = "DAS2102" #↓配置したいESXiホストを記載 #※当然ながら、マスターと配置ホストで同じストレージが見えていないと失敗します。 $oHaichiESXiHostName = "192.168.X.X" #リンククローンで新たに作成する仮想マシン名 $sNewVMName="CLWin7-01" #マスターに使いたいスナップショット名 $oSnapShot = "Sysprep Just before" Add-PSSnapin VMware.VimAutomation.Core #vCenterServerのIPとユーザー名 Connect-VIServer -Server ESXiのIPアドレス -User ユーザー名(exp:administrator@vsphere.local) -Password パスワード $oVCenterFolder=(Get-VM $sOriginVM).Folder $oESXiHost = Get-VMHost $oHaichiESXiHostName $oSnapShot = Get-Snapshot -vm $sOriginVM -name $oSnapShot $oESXDatastore=Get-Datastore -Name $oHaichiDataStore $oLinkedClone=New-VM -Name $sNewVMName -VM $sOriginVM -Location $oVCenterFolder -Datastore $oESXDatastore -LinkedClone -ReferenceSnapshot $oSnapShot -VMHost $oESXiHost #仮想マシンの電源ON Start-VM $oLinkedClone #vCenter Serverから切断 disConnect-VIServer
これを流すだけでOKです。 カスタマイズすれば、フルクローン仮想マシンをループで一気に複数作成することもできます。
これで、デプロイ作業時間が激減するはずです。
参考:Michls Tech Blog
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