2015年6月6日土曜日

Horizon View 6.1.1 リリースされました

Horizon View 6.1.1が一昨日リリースされたようです。

様々な機能が0.0.1のバージョンアップではありますが、個人的には興味のある機能実装がなされていました。

  • 接続クライアントのローカルドライブマッピング
    Windows Clientは完全対応、Macはテクニカルプレビューとなるようです。

  • Linuxデスクトップ(Linux系OSをVDIのOSとして利用するの対応
    Ubuntu、RHEL、CentOS、NeoKylinをサポートするみたいです。
    (NeoKylinってそんなディストリビューションがあったんですね)
    ちなみに、vGPUは、まだサポートされていないようです。

  • シリアルポートリダイレクション
    これはなにげに大きな機能ですね。時々、銀行との取引でモデムを使っているという話が出てきますが、これで回避できるようになりそうです。
  • RDSデスクトップでのWindows Mediaマルチメディアリダイレクト(MMR)のサポート
    こちらも、VDIだとコストが合わなかったケースにRDSベースでコストダウンが見込めますね。
    SBC形式だけでの展開もだいぶ実用的になってきた感があります。
     
  • HTML Access(blast)での、RDSアプリケーションサポート (AppBlast)
    これも、大きいですね。blastは、ブラウザーだけでVDI環境が利用できて大変便利なのですが、RDSH経由でのアプリケーションはサポートされていませんでした。
さて、私の一番興味のあるAppBlastを早速使ってみました。
まず、RDSHのサーバーにView Agentをインストールしようとすると、
「内部エラー2503」が出ます。インストール前にRDSのサーバーを一度再起動しておく必要があるようです。(既知の問題として記載されていました)

Horizon View 6.1.1 Release Note
https://www.vmware.com/support/horizon-view/doc/horizon-611-view-release-notes.html

ViewのAgentとConnectionサーバーも6.1.1にバージョンを上げて、いざAppVlastがと思ったら、前と6.1と同じ画面でアプリケーションも表示されません。
おかしいなと思ったら、どうやら追加で「HTML Access Web Portal Installer」なるモジュールがあり、 これをインストールしないとAppBlastはサポートされないようです。





気を取り直して、再度接続してみると、何となく画面が変わっていました。

Horizon View 6.1 Blast画面


Horizon View 6.1.1 Blast画面


どこかで見たような気がするなと思ったら、iPad版 Horizon Clientとよく似ています。

さらにメニュー画面もだいぶ変わりました。







実際のアプリケーションは


こんな感じです。左側のメニュー表示もiPad版Horizon Clientと同じ感じですね。

ブラウザーの表示部分いっぱいにアプリケーションを最大化もできますし、ブラウザーの中で複数のアプリケーションを起動して、ウィンドウ操作も可能です。



ひそかに、IMEバーも表示されているのはいいですね。
また、ハンズオンラボのNeeの環境で見たことあるような、クリップボードコピー機能もあります。


もともとBlastは、便利のいい機能だと思っていましたが、今回のアップデートでさらに完成度が上がった感じです。

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