つい先日の話ですが、VMware Education部門よりVCP保有者数の情報が発表されました。
(参考)
Where in the World are VCPs?
https://blogs.vmware.com/education/2015/12/where-in-the-world-are-vcps-infographic.html
アメリカが1位というのは何となくという話ですが、インドが2位というのが意外ですね。
日本のVCP保有者は世界3位のようです。
思うことは、意外にVCP保有者が世界で少ないことです。
VCP取得後2年以上たっている人は、2015年3月末(後に5月末に延長)期限が設けられたこともあり、世界的に減っているんでしょうかね?
日本においては2012年ぐらいのデーターでVCP保有者は8000人超という情報を見たことがあります。それから、3年がたって通常は増えるはずですので、有効期限切れで未更新の人がいることと、1人で複数のVCPを取得している人を重複除外されている可能性はあります。
日本において、仮想化とVMwareの需要は今も増え続けています。そんななか、VCP保有者のスキルは現場において必要不可欠だと思いますが、現行日本でVCP保有者は7000人以下ということ考えると、VCP保有者の価値はますます高くなっていくようにも思います。
VMware製品を中心とした仮想化全般、また時にはネットワークなお話を含めた、ITインフラ全般の話題の仕事メモです。
※本内容は、個人の見解や調査による内容ですので、個人の責任おいて情報活用をお願いします。
2015年12月31日木曜日
VMwareにおける認定資格について(1)
CiscoにもOracleにも各ベンダーごとに認定試験がありますが、もちろん、VMwareにも認定試験があります。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
実はこの認定資格制度最近結構変わりましたので、改めておさらいをしておきたいと思います。
まず、VMwareの試験のカテゴリは以下の通りとなります。
ジャンル | データーセンター 仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
製品ターゲット | vSphere | Horizon | NSX | vCloud Suite/vCloud Air /vRealize |
通称 | DCV | DT | NV | CNA |
各製品ごとにカテゴリが分かれていることをまずは押さえておきましょう。
ちなみに、VMware FusionやWorkstation等は、認定資格制度はありません。
では次に難易度についてです。
ターゲット | 認定名称 | 通称 | データーセンター仮想化 | エンドユーザー コンピューティング | ネットワーク仮想化 | クラウド&自動化 |
ソリューションデザイン アーキテクト | VMware Certified Design Expert | VCDX | VCDX6-DCV | VCDX6-DTM | VCDX6-NV | VCDX6-CMA |
インプリメント | VMware Certified Implementation Expert | VCIX | VCIX6-DCV | VCIX6-DTM | VCIX6-NV | VCIX6-CMA |
システム管理者 | VMware Certified Professional | VCP | VCP6-DCV | VCP6-DTM | VCP6-NV | VCP6-CMA |
業務運用者 | VMware Certified Associate | VCA | VCA6-DCV | VCA6-DTM | VCA6-NV | VCA6-CMA VCA6-HC |
一番難易度が軽いのが、VCA、それから仮想化の登竜門ともいえる資格、VCP、VCPよりさらに難易度が高いVCAPがなくなり、今はVCIXとVCDXと続きます。
資格名称としては、「難易度」-「カテゴリ」という表現となります。
たとえば、データーセンター仮想化(vSphere)のVCPを保有している場合は、
「VCP-DCV」
という表現になります。最近では試験バージョンが複数あるため、vSphere5時代の試験であれば、「VCP5-DCV」といったように難易度の後ろにバージョン情報が来る表現を行うこともあります。
難易度とカテゴリを合わせた、資格通称が上記表のマトリックスとなります。
一般的にまずVMwareの資格持っているとなると、「VCP-DCV」のことを指すことが多いと思います。(VCPは、DCVが一番初めにできた資格なことと圧倒的なシェアを占めるvSphereのエンジニアが多いことがその理由だと思います)
さて、このVCPを取得するために方法ですが、VCP6になってからルールがかなり変わっております。
まずは、以前のルールと同じですが、VCPの認定資格を取得するのは、VMware認定のトレーニングを受講することが必須となります。これが「Install Config Manged」というコースで通常、「ICM」と言われるコースです。
このコースは1週間(5日間)で、受講したコースの製品の概念や導入方法と設定方法を学びます。
このコースの受講後に、VCPの試験を受ける"資格"が付与されます。
さてここからなのですが、今まではこの後すぐに、VCPの受験という形だったのですが、VCP6からは、まず「vSphere 6 Foundations 試験」をオンラインで受験する必要があります。
こちらはオンラインでの試験となりますが、当然ながら受験料も必要です。
このFoundation試験の合格後、任意ですが「VMware vSphere: Optimize and Scale」トレーニングを受けた後、VCPの受験となります。
ちなみに、 VMware vSphere: Optimize and Scale」のトレーニングは、5日間とこれも結構ハードな講習ではあります。先ほども書いた通りこのトレーニングが受験のために必須のものではありませんので、ICMだけ受講して、Foundation試験に合格すれば、そのままVCPの受験をすることも可能です。
尚、VCPの有効期限は、合格後2年間となっています。VCP有効期限内に更新する場合は、ICMの受講は必須ではなく、試験だけの受験かつ、自分がいま保有しているジャンルでないもの(たとえば、DCV保有者がNVを受験)といったようにでも構いません。合格でVCP有効期限は更新されます。なお、有効期限内に更新をした場合、更新日時で合格した日から2年間が有効期限となりますので、元の有効期限日から2年間伸びる形ではない点に注意しましょう。
尚、有効期限が切れてしまった場合新規取得と同じことになりますので、ICMの受講からとなってしまいます。
ちなみに、vCloud Airだけの認定資格というのが現在ないのですが、AirWatchと同等に2016年には登場するのではないかと想像できます。
VMwareの製品に興味がある方は、まずVCPを目指すことをお勧めしますが、トレーニング費用は個人で簡単に出せる金額ではないので、組織として戦略的に取り組んでいくのが良いと思います。
2015年12月23日水曜日
vCloud Air VPC Ondemandの手軽で気軽なクラウドを
今まで、Hybrid Cloud ManagerやvROpsのご紹介をしていましたが、肝心なサービスをご紹介し忘れていました。
いままで、vCloud Airは、サブスクリプション型(料金が月額固定)のサービス提供となっていましたが、今年の7月から日本リージョンにおいてもVPC Ondemandといわれるいわゆる従量課金の販売体系が開始されました。
個人でも気軽に利用ができます。登録は簡単!
ここから、登録ボタンを押して画面の指示に従うだけです。
VPC Ondemandの登録画面
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/virtual-private-cloud-ondemand
個人の場合、クレジットカード番号を入れる形での対応となります。
さて、VPCOndemandですが、VPCと比べていくつかの違いがあります。
1.マルチテナント(VDCの複数作成が可能)
これは、大きいです。ASPやSaaSサービスを小さく初めて大きく育つソリューションを動作させる基盤としてもってこいです。マルチテナントで管理を完全分離し、操作できるオペレーターの権限を設定することで触る必要の無いテナントを操作不可にすることができます。
2.Direct Connectは、今のところ(2015/12現在)接続できないらしい
こちらは、ちょっとマイナスな話しなのですが、DirectConnect(閉域網接続)は、現行ではできないようです。おそらく2016年の早い段階で対応するのではないかと思いますが、今現在はできませんので注意が必要です。
3.1つの契約で、複数のリージョンを利用可能
あまりこういったケースはないかもしれませんが、1アカウントでマルチリージョンコントロールが可能です。
この3つの違いがあります。
尚、今なら39キャンペーンと言うことで、39000円分のクレジットを無償で利用できます。
要は、無料体験可能なサービスとして、個人でもvCloud Airを体験できます。
vCloud Airは、現行「トラフィック課金無し!」です。これは、SaaSやASPサービス事業者にとっても大きいですよね。
コスト試算をしたい方は是非、
から、試算をしてみてください。実績法で安定したvSphere基盤を気軽に使えるvCloud Air、是非体験してみてください。
CentOS(2vCPU/4GB vRAMを/60GB HDD/20GB SSD)を1ヶ月間稼働させた場合の例
(料金は一例で有り、今後変わることがあります)
トラフィック課金なしというのも相まって、シンプルで簡単に試算ができるのもvCloud Air VPC Ondemandの良さでもあります。
いままで、vCloud Airは、サブスクリプション型(料金が月額固定)のサービス提供となっていましたが、今年の7月から日本リージョンにおいてもVPC Ondemandといわれるいわゆる従量課金の販売体系が開始されました。
個人でも気軽に利用ができます。登録は簡単!
ここから、登録ボタンを押して画面の指示に従うだけです。
VPC Ondemandの登録画面
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/virtual-private-cloud-ondemand
個人の場合、クレジットカード番号を入れる形での対応となります。
さて、VPCOndemandですが、VPCと比べていくつかの違いがあります。
1.マルチテナント(VDCの複数作成が可能)
これは、大きいです。ASPやSaaSサービスを小さく初めて大きく育つソリューションを動作させる基盤としてもってこいです。マルチテナントで管理を完全分離し、操作できるオペレーターの権限を設定することで触る必要の無いテナントを操作不可にすることができます。
2.Direct Connectは、今のところ(2015/12現在)接続できないらしい
こちらは、ちょっとマイナスな話しなのですが、DirectConnect(閉域網接続)は、現行ではできないようです。おそらく2016年の早い段階で対応するのではないかと思いますが、今現在はできませんので注意が必要です。
3.1つの契約で、複数のリージョンを利用可能
あまりこういったケースはないかもしれませんが、1アカウントでマルチリージョンコントロールが可能です。
この3つの違いがあります。
尚、今なら39キャンペーンと言うことで、39000円分のクレジットを無償で利用できます。
要は、無料体験可能なサービスとして、個人でもvCloud Airを体験できます。
vCloud Airは、現行「トラフィック課金無し!」です。これは、SaaSやASPサービス事業者にとっても大きいですよね。
コスト試算をしたい方は是非、
Ondemand計算ツール
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/on-demand
サブスクリプションクラウド サービス料金計算ツール
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/subscription
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/on-demand
サブスクリプションクラウド サービス料金計算ツール
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/pricing-calculator/subscription
から、試算をしてみてください。実績法で安定したvSphere基盤を気軽に使えるvCloud Air、是非体験してみてください。
CentOS(2vCPU/4GB vRAMを/60GB HDD/20GB SSD)を1ヶ月間稼働させた場合の例
(料金は一例で有り、今後変わることがあります)
トラフィック課金なしというのも相まって、シンプルで簡単に試算ができるのもvCloud Air VPC Ondemandの良さでもあります。
ESXi Embedded Host Client V4.0リリース
2015/12/20に、ESXi Embeded Host Client Ver 4.0がリリースされました。
V2.x時代からえらく速いペースでバージョンアップを繰り返していますが、機能も徐々に増えてきています。今回は、インターフェースのさらなるブラッシュアップと仮想マシンへの設定できる内容が増えたところにあります。
ダウンロードはこちらからどうぞ
https://labs.vmware.com/flings/esxi-embedded-host-client
さて、インストールは相変わらず簡単です。
VIBファイルをDataStoreに配置後に、ESXiにコマンドで
画面を見てみると更に進化している感じが見受けられます。
上部のタイトルが「VMware ESXi」に変わっているのは、目新しいところですが、画面コンソールを右下に最小か表示させることも可能になっています。
複数のコンソールを併せて作業する際にはこれは便利です。また、このコンソールはHTML5ベースですので、VMRC不要で操作ができるのもポイントです。
vSphere Clientが終息することはすでにVMwareからアナウンスされていますが、代わりにEmbeded Host Clientの登場はかなり心強い2代目が登場したといった感じです。
vSphere WebClientのFlashベースのもっさり感と異なり、HTML5ベースのEmbede Host Clientはさくさく動いてくれて非常に便利です。
まだ、TechPreviewな状態ですが、簡単に管理する程度であれば十分な機能を保有していますので、是非利用も検討されてみては如何でしょう。
V2.x時代からえらく速いペースでバージョンアップを繰り返していますが、機能も徐々に増えてきています。今回は、インターフェースのさらなるブラッシュアップと仮想マシンへの設定できる内容が増えたところにあります。
ダウンロードはこちらからどうぞ
https://labs.vmware.com/flings/esxi-embedded-host-client
さて、インストールは相変わらず簡単です。
VIBファイルをDataStoreに配置後に、ESXiにコマンドで
esxlic software vib update -v /vmfs/volumes/datastore1/esxui_signed.vib
を実行すれば、OKです。画面を見てみると更に進化している感じが見受けられます。
上部のタイトルが「VMware ESXi」に変わっているのは、目新しいところですが、画面コンソールを右下に最小か表示させることも可能になっています。
複数のコンソールを併せて作業する際にはこれは便利です。また、このコンソールはHTML5ベースですので、VMRC不要で操作ができるのもポイントです。
vSphere Clientが終息することはすでにVMwareからアナウンスされていますが、代わりにEmbeded Host Clientの登場はかなり心強い2代目が登場したといった感じです。
vSphere WebClientのFlashベースのもっさり感と異なり、HTML5ベースのEmbede Host Clientはさくさく動いてくれて非常に便利です。
まだ、TechPreviewな状態ですが、簡単に管理する程度であれば十分な機能を保有していますので、是非利用も検討されてみては如何でしょう。
vSphereのライセンスを再確認(3) vSOMについてくるvRealize Operationsのエディションを確認
vSphere with Operations Management こと、通称vSOM。
こちらには、エディションとして
vSOMってなに?というかたは、まずはこちらをご覧ください。
vRealize Operations Manager を見てみよう(1) vSOM? vCOps? vROps? 皆同じツールです
さて、この3つについてくるvRealize Operations(vROps)のライセンスは何になるのでしょうか?
その答えは、vSOMのエディションに関係なくすべて「vRealize Operations Manager Standard」ライセンスが付与されることになります。
vSOM Enterprise Plus買ったら、「vRealize Operations Enterprise Plus」が手に入るわけではありません。(vSphereのEnterprise Plusは手に入ります)
※そもそもvROpsにEnterprise Plusなんてライセンスは存在しません。
vSOMのエディション表記は、vSphereのエディション表記で有り、vROpsのライセンスではないことに注意が必要です。
さて、vROpsは単体で購入することもできるのですが、なぜVMwareは、vSOMを押しているのでしょうか?
それは、 ライセンス体系にあります。単体のvROpsのライセンスは25仮想マシン単位のライセンスとして販売されます。vSOMは、vSphereのライセンス体系と紐付いたライセンスになるため、CPU課金でのライセンスとなります。
つまり、サーバーの性能がよくなった現在において、そこそこの集約率になれば、vROpsよりもライセンス料が割安になる可能性が高いと言うことがいえます。
でも、既存でvSphereのライセンスを買ってしまったので、またvSOMに買い直すのもなーと思われている方も大丈夫です。vSOMには、既存vSphereからのライセンスアップグレードを行うアップグレードパスが用意されています。
たとえば、vSphere Standardをお持ちであれば、vSOM Standardといったようにお持ちに手持ちのvSphereエディションをvSOMありの同一vSphereエディションにアップグレードできます。
尚、vSOMへのアップグレードは、今年の12/26まで(もうまもなくですが)キャンペーンが行われており、割安で購入することができます。
(参考)
vSphere with Operations Management へのアップグレード キャンペーン
こちらには、エディションとして
- Standard
- Enterprise
- Enterprise Plus
vSOMってなに?というかたは、まずはこちらをご覧ください。
vRealize Operations Manager を見てみよう(1) vSOM? vCOps? vROps? 皆同じツールです
さて、この3つについてくるvRealize Operations(vROps)のライセンスは何になるのでしょうか?
その答えは、vSOMのエディションに関係なくすべて「vRealize Operations Manager Standard」ライセンスが付与されることになります。
vSOM Enterprise Plus買ったら、「vRealize Operations Enterprise Plus」が手に入るわけではありません。(vSphereのEnterprise Plusは手に入ります)
※そもそもvROpsにEnterprise Plusなんてライセンスは存在しません。
vSOMのエディション表記は、vSphereのエディション表記で有り、vROpsのライセンスではないことに注意が必要です。
さて、vROpsは単体で購入することもできるのですが、なぜVMwareは、vSOMを押しているのでしょうか?
それは、 ライセンス体系にあります。単体のvROpsのライセンスは25仮想マシン単位のライセンスとして販売されます。vSOMは、vSphereのライセンス体系と紐付いたライセンスになるため、CPU課金でのライセンスとなります。
つまり、サーバーの性能がよくなった現在において、そこそこの集約率になれば、vROpsよりもライセンス料が割安になる可能性が高いと言うことがいえます。
でも、既存でvSphereのライセンスを買ってしまったので、またvSOMに買い直すのもなーと思われている方も大丈夫です。vSOMには、既存vSphereからのライセンスアップグレードを行うアップグレードパスが用意されています。
たとえば、vSphere Standardをお持ちであれば、vSOM Standardといったようにお持ちに手持ちのvSphereエディションをvSOMありの同一vSphereエディションにアップグレードできます。
尚、vSOMへのアップグレードは、今年の12/26まで(もうまもなくですが)キャンペーンが行われており、割安で購入することができます。
(参考)
vSphere with Operations Management へのアップグレード キャンペーン
vSphereのライセンスを再確認(2) OEMとメーカーライセンスの違い
vSphereやHorizon Viewなどのライセンスは、ハードウェアメーカーから提供されるOEMライセンスと認定ディストリビューターを経由して提供される「メーカーライセンス版」の2種類があることをご存じでしょうか?
何となく、vSphereなどを手配している方は、是非この投稿を確認していただきたい思います。
< OEMライセンス >
OEMライセンスで購入した場合、サーバーをリプレースした時点で、いくら保守費用を払っていたvSphereのライセンスであっても、それを新しいハードウェアで利用することは許されません。これがOEMの原則です。
その昔、物理サーバー主流の頃は、サーバーとセットでWindows ServerのOEMライセンスで一括手配していた時代でしたがvSphereをはじめとする仮想化が当たり前となった今日では、Windows計ライセンスは、ディストリビューターからボリュームライセンスで購入するのが当たり前となりました。これは、Windows Server のOEMライセンスの縛りである、ハードウェアに紐付くという原則があるためでした。
この理屈は、VMwareの各OEMライセンスにも同様です。
vSphereは、毎年の保守料を支払うことで無償バージョンアップが提供されていますが、OEMライセンスの場合、いくら保守費用を払っていてもvSphereに結ぶ付いているハードウェアを手放した時点で、所有していたvSpereのライセンスも手放したことになります。
ということは、vSphereのライセンスが"買い直し"が発生してしまいます。
初期購入時にサーバーハードウェアとOEMのvSphereを購入し、ハードウェアだけをリプレースして、以前のハードウェア時に手配したOEM版のvSphereを新しいハードウェアで利用することはライセンス違反となります。
ハードウェアメーカーOEM版は、ハードウェアと保守窓口が同じと言われていますが、これはメリットである反面、メーカーの中でもハードウェアとその他OS等基盤ソフトウェアの保守窓口の部門が分かれているケースが多く必ずしも同一の人で解決に至るケースは少ないです。逆に純正保守の場合、様々なハードウェアメーカーでの動作環境情報を主としているため、全体的なノウハウを持っているケースもあります。
でも、OEMでライセンスを買わないと、メーカーカスタムのvSphereイメージが手に入らないんですよね?と思われる方。どうぞ、ご心配なく。
MyVMwareから、ハードウェアメーカーが提供するカスタムESXiイメージを入手することが可能です。
目先の金額だけではなく、ライセンスの仕組みをしっかり把握して、5年サイクルリプレースの場合などは、どちらが安いかを比較することも大事です。
何となく、vSphereなどを手配している方は、是非この投稿を確認していただきたい思います。
< OEMライセンス >
- ハードウェアメーカーを通じて販売されるOEM製品
- ハードウェアーメーカーによって、取り扱い製品が異なる
- サーバーと共に特価取得が可能な場合がある
- 保守がハードとソフトと一括の窓口で提供される
- 初年度保守手配は必須
- そのハードウェアでのみしか利用できない
- ディストリビューターを経由して販売されるメーカー純正ライセンス
- サポートはVMware社直の保守窓口に繋がる
- 特価は、Advantage+等のVMware社の手法による特価申請が必要
- 初年度保守手配は必須
- ハードウェアに紐付かず利用が可能
OEMライセンスで購入した場合、サーバーをリプレースした時点で、いくら保守費用を払っていたvSphereのライセンスであっても、それを新しいハードウェアで利用することは許されません。これがOEMの原則です。
その昔、物理サーバー主流の頃は、サーバーとセットでWindows ServerのOEMライセンスで一括手配していた時代でしたがvSphereをはじめとする仮想化が当たり前となった今日では、Windows計ライセンスは、ディストリビューターからボリュームライセンスで購入するのが当たり前となりました。これは、Windows Server のOEMライセンスの縛りである、ハードウェアに紐付くという原則があるためでした。
この理屈は、VMwareの各OEMライセンスにも同様です。
vSphereは、毎年の保守料を支払うことで無償バージョンアップが提供されていますが、OEMライセンスの場合、いくら保守費用を払っていてもvSphereに結ぶ付いているハードウェアを手放した時点で、所有していたvSpereのライセンスも手放したことになります。
ということは、vSphereのライセンスが"買い直し"が発生してしまいます。
初期購入時にサーバーハードウェアとOEMのvSphereを購入し、ハードウェアだけをリプレースして、以前のハードウェア時に手配したOEM版のvSphereを新しいハードウェアで利用することはライセンス違反となります。
ハードウェアメーカーOEM版は、ハードウェアと保守窓口が同じと言われていますが、これはメリットである反面、メーカーの中でもハードウェアとその他OS等基盤ソフトウェアの保守窓口の部門が分かれているケースが多く必ずしも同一の人で解決に至るケースは少ないです。逆に純正保守の場合、様々なハードウェアメーカーでの動作環境情報を主としているため、全体的なノウハウを持っているケースもあります。
でも、OEMでライセンスを買わないと、メーカーカスタムのvSphereイメージが手に入らないんですよね?と思われる方。どうぞ、ご心配なく。
MyVMwareから、ハードウェアメーカーが提供するカスタムESXiイメージを入手することが可能です。
目先の金額だけではなく、ライセンスの仕組みをしっかり把握して、5年サイクルリプレースの場合などは、どちらが安いかを比較することも大事です。
vSphereのライセンスを再確認(1) Essentials と Essentials Plusのライセンスを見てみよう
vSphereの機能を安く利用するために利用されるライセンスは、おそらくEssentials Plusではないかと思います。
EssentialsやEssentials Plusの制限は様々有るのですが、改めてその制限内容を確認してみたいとも思います。
利用できる機能は、以下の通りです。
vSphereの最もメリットのあるHAやvMotionが手軽に利用できる、Essentials Plusはまさに小規模な環境にうってつけです。
さて、これだけの条件をみると、ふと疑問に思ったことがあります。
ただ、vMotionとHAの機能だけ利用できればいいけど、ESXiホストは12台ぐらい 必要だ。
となると、Essentials Plusを4セットとvCenter Server Standard を手配すれば、これで行けるんじゃないのかと・・・。
こんなことできるのか?
ということで、やってみると、なんと結果はNGです。
実際のvSphere WebClinetの画面はこちらです。
「ホストのライセンスが不十分」という何とも冷たいメッセージの元、ESXiが勝手に切断されて管理することはできません。
セコいことはできないもので、このケースの場合はvCenter Server for Essentialsを3台おきに配置するか、vSphere Standard以上の構成とvCenter Server Standardの構成が必要です。
制限事項のどこにも触れられていない構成ですが、この構成はできないということをまずは、押さえておいてもらえればと思います。
EssentialsやEssentials Plusの制限は様々有るのですが、改めてその制限内容を確認してみたいとも思います。
- 2Socketサーバー×3台、計6CPUまでのライセンスとして提供
(1サーバーで1Socket及び4Socketのマシンへの導入及びは不可) - vCenter Server for Essentialsが付与される(3台のESXiまでを管理可能)
利用できる機能は、以下の通りです。
Essentials Kit シリーズ | ||
Essentials Kit | Essentials Plus Kit | |
vSphere Edition | Essentials 6 | Essentials Plus 6 |
vCenter Server Edition | vCenter Server for Essentials | vCenter Server for Essentials |
物理サーバのホスト台数 | 3台まで | 3台まで |
vRealize Operations | Foundation(無償版) | Foundation(無償版) |
VMware Data Protection | ○ | |
High Availability | ○ | |
vMotion | ○ | |
vSphere Replication | ○ | |
vShield Endpoint | ○ | |
Virtual Volumes(VVOL) | ||
Hot Add | ||
Fault Tolerance(FT) | ||
Storage vMotion | ||
X-vSwitch vMotion | ||
vAAI / Multi Pathing | ||
vSerial Port Connection |
vSphereの最もメリットのあるHAやvMotionが手軽に利用できる、Essentials Plusはまさに小規模な環境にうってつけです。
さて、これだけの条件をみると、ふと疑問に思ったことがあります。
ただ、vMotionとHAの機能だけ利用できればいいけど、ESXiホストは12台ぐらい 必要だ。
となると、Essentials Plusを4セットとvCenter Server Standard を手配すれば、これで行けるんじゃないのかと・・・。
こんなことできるのか?
ということで、やってみると、なんと結果はNGです。
実際のvSphere WebClinetの画面はこちらです。
「ホストのライセンスが不十分」という何とも冷たいメッセージの元、ESXiが勝手に切断されて管理することはできません。
セコいことはできないもので、このケースの場合はvCenter Server for Essentialsを3台おきに配置するか、vSphere Standard以上の構成とvCenter Server Standardの構成が必要です。
制限事項のどこにも触れられていない構成ですが、この構成はできないということをまずは、押さえておいてもらえればと思います。
2015年12月12日土曜日
VMwareの考える仮想化の世界
さて、今回はちょっと概念的なお話をしたいと思います。
VMwareでは、「One Cloud Any Application , Any Device」という言葉を掲げています。
1つのクラウドで、すべてのアプリケーションに対応、すべてのデバイスに対応するという意味です。
この1つのクラウドというのは、なにもvSphereやvCloud Airの事だけを挿しているわけではありません。
先日のvForumでも発表されましたが、vCloud AirやAWS等を、L2で接続してしまう技術(NSXによるクラウド対応)が発表されました。
つまり、様々なクラウドサービスをVMwareのテクノロジーで1つのクラウドとして扱うことができるというのがその意味です。
さて、このOne Cloud , Any Application , Any Deviceを実現するために、VMwareとしては、「Software Defined Data Center」というメッセージを出しています。
Software Defined Data Center、これが通称「SDDC」と呼ばれている無いようようになります。
SDDCを構成する上で、VMwareが定めているカテゴリー(構成要素)は、以下のようになります。
この6つの構成要素にVMwareのどの製品が入るかを見ていきましょう
これらは、SDDCを構成する上で非常に重要な製品で有り、VMware社の柱の製品でもありますね。
是非「One Cloud Any Application , Any Device」と「Software Defined Data Center」は、覚えておいていただきたいキーワードです。
VMwareでは、「One Cloud Any Application , Any Device」という言葉を掲げています。
1つのクラウドで、すべてのアプリケーションに対応、すべてのデバイスに対応するという意味です。
この1つのクラウドというのは、なにもvSphereやvCloud Airの事だけを挿しているわけではありません。
先日のvForumでも発表されましたが、vCloud AirやAWS等を、L2で接続してしまう技術(NSXによるクラウド対応)が発表されました。
つまり、様々なクラウドサービスをVMwareのテクノロジーで1つのクラウドとして扱うことができるというのがその意味です。
さて、このOne Cloud , Any Application , Any Deviceを実現するために、VMwareとしては、「Software Defined Data Center」というメッセージを出しています。
Software Defined Data Center、これが通称「SDDC」と呼ばれている無いようようになります。
SDDCを構成する上で、VMwareが定めているカテゴリー(構成要素)は、以下のようになります。
- サーバー仮想化
- クライアント仮想化
- アプリケーション仮想化
- ネットワーク仮想化
- ストレージ仮想化
- 仮想化の管理
この6つの構成要素にVMwareのどの製品が入るかを見ていきましょう
サーバー仮想化
- vSphereシリーズ
- vCloud Air
- vCloud Suite
クライアント仮想化
- Horizonシリーズ
- AirWatch
アプリケーション仮想化
- ThinApp
- App Volumes
ネットワーク仮想化
- NSX
ストレージ仮想化
- VSAN
マネージメント
- vRealize Suite
これらは、SDDCを構成する上で非常に重要な製品で有り、VMware社の柱の製品でもありますね。
是非「One Cloud Any Application , Any Device」と「Software Defined Data Center」は、覚えておいていただきたいキーワードです。
vCloud Airをよりセキュアに利用(2) CrossConnectで、ハイブリットクラウドを
さて、前回はDirectConnectによる、閉域網でvCloud Airとオンプレ環境を接続しようというお話をさせていただきました。
このサービスは他のクラウドサービスにおいても提供されております。
さて、そもそもオンプレの場合、自社にサーバールームを設置してサーバーを運用しているケースは昔に比べて少なくなってきており、その代わりにiDC(データーセンター)を利用し、自社サーバーを運用されているケースが増えていると思います。
さて、vCloud Airは、現在西日本リージョンとして福岡県内データーセンターにて稼働しています。
このデーターセンターはvCloud Air専用ではなく、自社のサーバー等々を設置するデーターセンターとして利用することができます。
さて、そうなると同じ場所でvCloud Airと自社のサーバーが稼働しているわけですから、それをDirectConnectで、一度閉域網サービス局舎を通してvCloud Airと接続する折り返し通信が発生する接続はやや、効率が悪いと思います。
同じ敷地の中であれば、直接自社のオンプレ環境とvCloud Airを接続できれば、効率がよいことは一目瞭然です。
そんな、サービスがvCloud Airにはあります。
それが、「Cross Connect」です。
イメージはこんな感じです。
この形ですと、VPNによる暗号化オーバーヘッドもなく、接続も単純明快に、安全かつ最も効率よく接続をすることができます。
尚、この場合もDirectConnectと同じで、ポート料金が発生することと、ポートはEdgeGatewayの1ポートとして設定されますので、同じくL3ルーティングされることも忘れずに押さえておきましょう。
このサービスはvCloud Airならでわなサービスです。
真のハイブリッドクラウドと言うだけ合って、オンプレとの接続にはたくさんの種別が提供されるのは、vCloud Airの強みと言ってもよいでしょう。
このサービスは他のクラウドサービスにおいても提供されております。
さて、そもそもオンプレの場合、自社にサーバールームを設置してサーバーを運用しているケースは昔に比べて少なくなってきており、その代わりにiDC(データーセンター)を利用し、自社サーバーを運用されているケースが増えていると思います。
さて、vCloud Airは、現在西日本リージョンとして福岡県内データーセンターにて稼働しています。
このデーターセンターはvCloud Air専用ではなく、自社のサーバー等々を設置するデーターセンターとして利用することができます。
さて、そうなると同じ場所でvCloud Airと自社のサーバーが稼働しているわけですから、それをDirectConnectで、一度閉域網サービス局舎を通してvCloud Airと接続する折り返し通信が発生する接続はやや、効率が悪いと思います。
同じ敷地の中であれば、直接自社のオンプレ環境とvCloud Airを接続できれば、効率がよいことは一目瞭然です。
そんな、サービスがvCloud Airにはあります。
それが、「Cross Connect」です。
イメージはこんな感じです。
この形ですと、VPNによる暗号化オーバーヘッドもなく、接続も単純明快に、安全かつ最も効率よく接続をすることができます。
尚、この場合もDirectConnectと同じで、ポート料金が発生することと、ポートはEdgeGatewayの1ポートとして設定されますので、同じくL3ルーティングされることも忘れずに押さえておきましょう。
このサービスはvCloud Airならでわなサービスです。
真のハイブリッドクラウドと言うだけ合って、オンプレとの接続にはたくさんの種別が提供されるのは、vCloud Airの強みと言ってもよいでしょう。
vCloud Airをよりセキュアに利用(1) DirectConnectを活用しよう
vCloud Airとオンプレの環境を接続する際には、一般的にインターネットVPN(IPSec)を利用されるケースが多いですが、帯域は、通り経路だったり、ISP側の負荷でどうしてもベストエフォートになってしまいます。また、インターネット上で暗号化された通信ですので、基本は安全ですが、企業ポリシーとして会社の情報はインターネット上にたとえ暗号化されていたとしても流したくないと言われるケースもあります。
そういった際に利用可能なのが、Direct Coneectです。
Direct Connectは、閉域網を利用してvCloud Airと接続を行うサービスとなります。
日本リージョンにおいては、ソフトバンク(旧ソフトバンクテレコム)のSmart VPNを利用することで、閉域網を利用することができます。
さて、ここで押さえておくべき事は、SmartVPNの契約だけを終えれば、DirectConnectが利用可能なのかというとそういうわけではありません。
SmartVPNは、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を持って行ってくれるサービスですが、vCloud Airと接続する(コネクト)するには、vCloud Air側のDirectConnect契約を行う必要があります。
契約関係としては、以下のようになります。
つまり、SmartVPNで、自社拠点と「ダイレクトアクセス for vCloud Air」のサービスを利用し、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を延伸します。
その閉域網を、vCloud Airに接続するためのポート料金をVMwareに支払う形で、初めてvCloud Airで閉域網を利用することが可能となります。
尚、DirectConnectで接続すると、vCloud Airで提供されるEdgeGatewayの1ポートが、DirectConnectのポートとして割り当てられます。
そのため、EdgeGatewauにより必ずルーティングされることは押さえておきましょう。
(SmartVPNのL2サービスは利用できません)
ダイレクトコネクトの詳細
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/direct-connect
そういった際に利用可能なのが、Direct Coneectです。
Direct Connectは、閉域網を利用してvCloud Airと接続を行うサービスとなります。
日本リージョンにおいては、ソフトバンク(旧ソフトバンクテレコム)のSmart VPNを利用することで、閉域網を利用することができます。
さて、ここで押さえておくべき事は、SmartVPNの契約だけを終えれば、DirectConnectが利用可能なのかというとそういうわけではありません。
SmartVPNは、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を持って行ってくれるサービスですが、vCloud Airと接続する(コネクト)するには、vCloud Air側のDirectConnect契約を行う必要があります。
契約関係としては、以下のようになります。
つまり、SmartVPNで、自社拠点と「ダイレクトアクセス for vCloud Air」のサービスを利用し、vCloud Airのデーターセンターまで閉域網を延伸します。
その閉域網を、vCloud Airに接続するためのポート料金をVMwareに支払う形で、初めてvCloud Airで閉域網を利用することが可能となります。
尚、DirectConnectで接続すると、vCloud Airで提供されるEdgeGatewayの1ポートが、DirectConnectのポートとして割り当てられます。
そのため、EdgeGatewauにより必ずルーティングされることは押さえておきましょう。
(SmartVPNのL2サービスは利用できません)
ダイレクトコネクトの詳細
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/direct-connect
2015年12月4日金曜日
vCloud Air(vCloud Director)にISOをovftoolを使ってアップロードする方法
今までは、vCloud Directorから、ISOファイルのアップロードが可能でしたが、最近のブラウザーにおけるセキュリティ強化で、
ISOアップロード機能が、Webブラウザーからできなくなっています。
メッセージには、代わりにOVFツールを使うように指示が出ています。
OVFツールのダウンロード先
https://www.vmware.com/support/developer/ovf/
ダウンロードに際し、MyVMwareにログインします。
(vCloud Airを登録した際のMyVMwareアカウントで構いません)
自分のOSに適合したものをダウンロードして、インストールします。
インストールはウィザードに沿って進めば特に迷うところはありません。
では、実際の使い方ですが、これが結構面倒なので、ポイントをご紹介します。
ISOファイルのPUT方法
となっています。
では、実際のパラメーターを以下のようにして当てはめてみましょう
※1と2はこちらから参照
※3はこちらから参照
この※1~3に関しては、実環境によって異なります。
では、こちらの確認方法をご紹介します。 これを基に当てはめると、以下のようになります。
実際にコマンドを実行すると、ステータスが表示されます。
GUIでできれば便利なのですが、しばらく間はCLIで頑張るしかなさそうです。
でも、手順がわかれば難しくはありません。
ISOにかかわらず、OVFを転送する際もこちらのコマンドで対応可能です。
vCloud Airは、ISOやOVFがアップロードできるのも特徴ですので、是非こちらをご活用ください。
メッセージには、代わりにOVFツールを使うように指示が出ています。
OVFツールのダウンロード先
https://www.vmware.com/support/developer/ovf/
ダウンロードに際し、MyVMwareにログインします。
(vCloud Airを登録した際のMyVMwareアカウントで構いません)
自分のOSに適合したものをダウンロードして、インストールします。
インストールはウィザードに沿って進めば特に迷うところはありません。
では、実際の使い方ですが、これが結構面倒なので、ポイントをご紹介します。
ISOファイルのPUT方法
ovftool --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false"
"アップロードしたいISOファイルの場所" "vcloud://vCloud Airのログインユーザー名:vCloud
Airのパスワード@vCloud Director
HostName ?org=Org_VDC&media=Media名&catalog=Catalog名"
となっています。
では、実際のパラメーターを以下のようにして当てはめてみましょう
ovftoolsのインストール先:
C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool
アップロードしたいISOファイルの場所:
C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso
vCloud Airのログインユーザー名
vcloudair@example.com
vCloud Airのパスワード
vcloudairPassword#1234
vCloud Director HostName ※1
jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com
Org_VDC ※2
910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99
Catalog名 ※3
MyOS
Media名
CentOS7
C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool
アップロードしたいISOファイルの場所:
C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso
vCloud Airのログインユーザー名
vcloudair@example.com
vCloud Airのパスワード
vcloudairPassword#1234
vCloud Director HostName ※1
jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com
Org_VDC ※2
910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99
Catalog名 ※3
MyOS
Media名
CentOS7
※1と2はこちらから参照
※3はこちらから参照
この※1~3に関しては、実環境によって異なります。
では、こちらの確認方法をご紹介します。 これを基に当てはめると、以下のようになります。
"C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool\ovftool" --sourceType="ISO" --vCloudTemplate="false" "C:\isos\CentOS-7-x86_64-DVD-1503-01.iso" "vcloud://vcloudair@example.com:vcloudairPassword#1234!@jp-japanwest-1-10.vchs.vmware.com?org=910dbe9a-a1d2-43cf-9c8c-xxx99999xx99&media=CentOS7&catalog=MyOS"
実際にコマンドを実行すると、ステータスが表示されます。
GUIでできれば便利なのですが、しばらく間はCLIで頑張るしかなさそうです。
でも、手順がわかれば難しくはありません。
ISOにかかわらず、OVFを転送する際もこちらのコマンドで対応可能です。
vCloud Airは、ISOやOVFがアップロードできるのも特徴ですので、是非こちらをご活用ください。
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