EssentialsやEssentials Plusの制限は様々有るのですが、改めてその制限内容を確認してみたいとも思います。
- 2Socketサーバー×3台、計6CPUまでのライセンスとして提供
(1サーバーで1Socket及び4Socketのマシンへの導入及びは不可) - vCenter Server for Essentialsが付与される(3台のESXiまでを管理可能)
利用できる機能は、以下の通りです。
Essentials Kit シリーズ | ||
Essentials Kit | Essentials Plus Kit | |
vSphere Edition | Essentials 6 | Essentials Plus 6 |
vCenter Server Edition | vCenter Server for Essentials | vCenter Server for Essentials |
物理サーバのホスト台数 | 3台まで | 3台まで |
vRealize Operations | Foundation(無償版) | Foundation(無償版) |
VMware Data Protection | ○ | |
High Availability | ○ | |
vMotion | ○ | |
vSphere Replication | ○ | |
vShield Endpoint | ○ | |
Virtual Volumes(VVOL) | ||
Hot Add | ||
Fault Tolerance(FT) | ||
Storage vMotion | ||
X-vSwitch vMotion | ||
vAAI / Multi Pathing | ||
vSerial Port Connection |
vSphereの最もメリットのあるHAやvMotionが手軽に利用できる、Essentials Plusはまさに小規模な環境にうってつけです。
さて、これだけの条件をみると、ふと疑問に思ったことがあります。
ただ、vMotionとHAの機能だけ利用できればいいけど、ESXiホストは12台ぐらい 必要だ。
となると、Essentials Plusを4セットとvCenter Server Standard を手配すれば、これで行けるんじゃないのかと・・・。
こんなことできるのか?
ということで、やってみると、なんと結果はNGです。
実際のvSphere WebClinetの画面はこちらです。
「ホストのライセンスが不十分」という何とも冷たいメッセージの元、ESXiが勝手に切断されて管理することはできません。
セコいことはできないもので、このケースの場合はvCenter Server for Essentialsを3台おきに配置するか、vSphere Standard以上の構成とvCenter Server Standardの構成が必要です。
制限事項のどこにも触れられていない構成ですが、この構成はできないということをまずは、押さえておいてもらえればと思います。
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