2015年12月12日土曜日

VMwareの考える仮想化の世界

さて、今回はちょっと概念的なお話をしたいと思います。
VMwareでは、「One Cloud Any Application , Any Device」という言葉を掲げています。
1つのクラウドで、すべてのアプリケーションに対応、すべてのデバイスに対応するという意味です。
この1つのクラウドというのは、なにもvSphereやvCloud Airの事だけを挿しているわけではありません。

先日のvForumでも発表されましたが、vCloud AirやAWS等を、L2で接続してしまう技術(NSXによるクラウド対応)が発表されました。
つまり、様々なクラウドサービスをVMwareのテクノロジーで1つのクラウドとして扱うことができるというのがその意味です。

さて、このOne Cloud , Any Application , Any Deviceを実現するために、VMwareとしては、「Software Defined Data Center」というメッセージを出しています。
Software Defined Data Center、これが通称「SDDC」と呼ばれている無いようようになります。

SDDCを構成する上で、VMwareが定めているカテゴリー(構成要素)は、以下のようになります。

  1. サーバー仮想化
  2. クライアント仮想化
  3. アプリケーション仮想化
  4. ネットワーク仮想化
  5. ストレージ仮想化
  6. 仮想化の管理
この6つの要素になります。
この6つの構成要素にVMwareのどの製品が入るかを見ていきましょう

サーバー仮想化
  • vSphereシリーズ
  • vCloud Air
  • vCloud Suite
クライアント仮想化
  • Horizonシリーズ
  • AirWatch
アプリケーション仮想化
  • ThinApp
  • App Volumes
ネットワーク仮想化
  • NSX
ストレージ仮想化
  • VSAN
マネージメント
  • vRealize Suite

これらは、SDDCを構成する上で非常に重要な製品で有り、VMware社の柱の製品でもありますね。

是非「One Cloud Any Application , Any Device」と「Software Defined Data Center」は、覚えておいていただきたいキーワードです。


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