google先生に聞いてみても、日本語のvCloud Airの情報というのは非常に少ないですね。
せっかくなので、私が調べたvCloud Airの情報をまとめておきたいと思います。
vCloud Airは、VMwareがサービスする(厳密に言うと日本は、VMwareとソフトバンクグループの合弁会社)、vSphere環境で構築されたパブリッククラウドサービスです。
VMwareが目指すクラウドは、オールクラウドではなく、ハイブリットクラウドです。
このハイブリッドクラウドについては、また別の機会にお話ししたいと思います。
vCloud Airのまず第一の大きな特徴は、「リソース貸し」という考え方と言うことです。
AWSで、実際に見積もりをとってみると、すべてが従量制のため一定の条件に基づいてしか見積もりを出すことができず、実際の請求額を推測することは非常に難しいと思います。
特に通信量なんて想定することが難しく、 請求をみてびっくりと言うこともよく聞きます。
vCloud Airは、リソースのセット(CPUのクロック、メモリ、HDDなど)が1セットとなって提供されその提供されたリソースの中で、リソースが許される分だけ仮想マシンを構築してよいというサービスであり、金額も従量制ではなく、リソースに対する費用だけとなり、要はよりMAXに近いリソース使わなければ損をすると言うことになります。
vCloud Airには、3つのサービスがあります。
※IT価値創造塾より(http://vmware-juku.jp/solutions/vcloudair-dr/3/)
占有型クラウド(Dedicated Cloud) 【通称:DC】
こちらは、いわゆる物理サーバーを貸しきりで使えるサービスとなります。クラウドの悪い点であるシェアによるマルチテナントの誰かにリソースを大きく消費され、他のサービス利用者が影響を受けるケースが、このDCでは起きえないと言うことになります。お値段もそれなりですが...
共有型クラウドサービス(Virtual Private Cloud) 【通称:VPC】
こちらが、一般的なシェアード型のクラウドサービスになります。
価格も比較的手頃で、2TBと20GBのvRAMとなれば、仮想マシン4~5台ぐらいの環境にはもってこいではないかと思います。
災害復旧サービス (Disaster Recovery) 【通称:DR】
こちらは、他のクラウドサービスではあまり目にしない、vSphereユーザーのための、DRサービスです。vSphere Replicationを利用して、Repliaction先をvCloud Airにすることができるのです。
DRの災対サイト側のコストというのは、なかなか上申しにくいものですが、このDRサービスを使えば、ストレージもサーバーもデーターセンターの契約も必要なく、DR環境が構築できます。
DCとVPCが通常の仮想マシンを立てるクラウドサービス、DRが災害対策用のサービスと言うことになります。ちなみに、DRの場合は通常は本番サイトで仮想マシンが起動していますから、仮想マシンが停止していることが条件です。もし本番サイトにトラブルがあった場合、DRサイトで仮想ましwの起動できますが、ずっとDRサイト側で本番運用することはできません。(厳密に言うとできなくはないですが、DRサービスの通常料金にプラスで料金が発生します)
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