毎回メンテナンスのために、「administrator@vsphere.local」とパスワードの入力は、本番環境であれば仕方がないものの、検証環境として利用するSEさんにとっては、以外に面倒なものです。
今回は、administrator@vsphere.localとパスワードの入力を省略する方法をお伝えします。
尚、この内容はセキュリティレベルが当然ながら下がりますので、本番環境ではお勧めしません!
まずは、SSHでrootでログインできるまでの処置行った上で、SSHでvCSAにログインします。
SSHでrootログインができない方は、こちらをご参考ください。
vCenter Server Aplliance 6 で自由を手に入れる(1) 準備編 (SSHでroot操作)
- root権限を持ったユーザーで、vCenter Server Appliance 6にログインします。
- ファイルパスは、
Windows版
「C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\runtime\VMwareSTSService\webapps\websso\WEB-INF\views\unpentry.jsp」
バーチャルアプライアンス版
「/usr/lib/vmware-sso/vmware-sts/webapps/websso/WEB-INF/views/unpentry.jsp」 - unpentry.jspを、viで開きます。
vi unpentry.jsp
- 81行目に行きます。
- <input id="username" class="margeTextInput" type="text" />
を
<input id="username" class="margeTextInput" type="text" value="administrator@vsphere.local" />を追加します。 - 85行目に行きます。
- <input id="password" class="margeTextInput" type="password" />
を
<input id="password" class="margeTextInput" type="password" value="vCSAのパスワード" /> - 「:wq」で、viを終了し、exitで、SSHを終了します。
ログイン画面表示時点から、ユーザー名とパスワードが表示されています。
ただ、ログインボタンが押せなくなっていますので、ユーザー名のテキストボックスとパスワードのテキストボックスをクリックすることで、ログインボタンが押せるようになります。
(入力チェックによって、ボタンの押下制御が入っているためです)
これだけでも、検証環境であればだいぶ時間短縮化も...。
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